14.湯倉神社
温泉町として知られる北海道函館市湯川町にある湯倉神社は、「イカすおみくじ」がTVで紹介されたことがきっかけで、さらに名が知られるようになりました。釣り竿を使って金や白のイカを吊り上げるというものです。
温泉にまつわる「おおなむち」と「すくなひこな」のコンビが祀られており、縁結び、夫婦円満、子宝、五穀豊穣、病気平癒、交通・航海、商売繁盛などさまざまなご利益があります。
湯川温泉発祥の地であるとされ、また歴史上のイケメン土方歳三にもゆかりがあります。
15.大三坂
1987年(昭和62年)に「日本の道百選」に選ばれた、美しい坂。西洋を感じさせる石畳に沿って、街路樹がつらなる景観が楽しめます。秋には街路樹のナナカマドが真っ赤に染まり、より魅力的に。大三坂沿いには、カトリック元町教会があります。
16.チャチャ登り
大三坂をのぼっていきカトリック元町教会をすぎると、急に道幅が狭くなる急勾配の坂が現れます。ちょうど、函館ハリストス正教会と函館聖ヨハネ教会の間の道。この坂が「チャチャ登り」です。
”チャチャ”とはアイヌ語で”おじいさん”を意味する言葉で、老若男女が腰をかがめてのぼらなければいけないほど、坂が急勾配だということでこの名前がつけられました。この坂をのぼりきると、函館らしい異国情緒たっぷりの絶景が広がります。
17.二十間坂
通りの幅が二十間(36m)あることから、名付けられた坂。坂の上には、日本最初の鉄筋コンクリート寺院である「東本願寺函館別院」があり、坂を下っていくと、函館観光でぜひ立ち寄りたい「函館朝市」に通じます。冬には街路樹に電飾がつけられ、「はこだて明治館」までをロマンチックに彩ります。
18.函館市青函連絡船記念館摩周丸
青森と函館をつないでいた「青函連絡船」の最後の運航日(1988年3月13日)まで航行していた摩周丸を、産業遺産として保存・公開しているのが「函館市青函連絡船記念館摩周丸」です。当時の状態のままで保存されており、操舵室(船橋)や無線通信室などを見学することができます。そのほかにも、青函連絡船の歴史やしくみなど、パネルや模型、映像展示を通して学べます。