街中で目にする機会が増えたマタニティマーク。実際に妊娠・出産を経験する女性にとっては身近なアイテムであるものの、特に40代以降の男性の間ではまだまだ認知度の低いアイテムでもあります。そこで本日はマタニティマークの基本情報をはじめ、マタニティーマークの認知度、使用率、使用するメリット&デメリットについてご紹介します。

街中で目にする機会が増えたマタニティマーク。実際に妊娠や出産を経験する女性にとっては身近なアイテムであるものの、特に40代以降の男性の間ではまだまだ認知度の低いアイテムでもあります。

そこで本日はそもそもマタニティマークとは?といった基本的な情報をはじめ、マタニティーマークの認知度、使用率、使用するメリット&デメリットについてご紹介します。

マタニティマークとは?

『DRESSY』より引用
(画像=写真AC,『DRESSY』より引用)

マタニティマークとは、妊娠している女性が身に付けることで、周囲の方に自分が「妊婦である」ことを認識していただくとともに、周囲の方が配慮を示しやすくするためのマークです。

また交通機関、職場、飲食店、公共機関などが取り組みや呼びかけをポスターなどに示すことで「妊娠している女性にやさしい環境作り」を推進する目的も持っています。

こんな場面で活躍します。

一般的に妊娠初期は悪阻などで体調が安定しない時期であるものの、体型の変化など見た目の変化が少なく、周囲の方に「妊婦であること」を気付いてもらうことができません◎そのため、体調が悪くてもなんとなく「優先座席に座りにくいな」だなんてことも。

実際に筆者自身も妊娠している友人に付き添い病院に行った時に、辛そうにしていたので優先座席に座るよう促すと、そばにいた男性に「健常者が座るな」とお叱りを受けたことがあります。そんな時にこそマタニティマークを付けていると周囲の方もその女性が妊娠していることが分かるので、少し配慮しやすくなるのかな、と感じました。

マタニティマークをもらえる時期と場所

『DRESSY』より引用
(画像=unsplash,『DRESSY』より引用)

胎児の心拍確認が取れる妊娠6週~10週目頃を目安に、各自治体に出向くと母子手帳を交付してもらえます。多くの場合は、このとき母子手帳と一緒にマタニティマークも無料でもらえるでしょう♡

その他にも鉄道会社の窓口での無料配布や雑誌の付録などでマタニティマークを入手することも可能です。また最近では手作り系のサイトにかわいいアレンジを施したマタニティマークが売られていることもありますので、気になる方はこちらも是非ご覧ください◎

マタニティマークの認知度

『DRESSY』より引用
(画像=pixabay.,『DRESSY』より引用)

厚生労働省が平成25年に実施した調査によるとマタニティマークの男女・世代別認知度は以下の通りとなっています◎


20代男性:41.5%
20代女性:89.9%
30代男性:50.9%
30代女性:83.7%
40代男性:42.1%
40代女性:69.1%
50代男性:23.2%
50代女性:62.6%
60代男性:25.5%
60代女性:49.3%

このアンケート結果をご覧になっても分かる通り、40代以降の男性のマタニティマークへの認知度はまだまだ低い状態が続いています。と言いますのもマタニティマークの配布が最初に始まったのは2006年の夏のこと。

人によってはご自身の配偶者が妊娠しているタイミングでは、まだマタニティマークそのものが無かったため「マタニティマークを知らない」というようなこともあるようです◎

50代以降の認知度はさらに下がります!

特に50代以降の男性のマタニティマークへの認知度は「おおよそ4人に1人知っている人がいるかどうか?」の世界。そのためマタニティマークを付けて優先座席に座っていても、席を交代するようお願いされることも絶対に無いとは言い切れません!

この場合は、相手がマタニティマークを知らない可能性も踏まえ「妊娠中で体調が辛いから」と一言伝えて、そのまま座らせてもらうことをおすすめします。