フレディマーキュリーは晩年に足を切断していた?
フレディの死後、彼が晩年足を切断していたという噂が多く出回るようになりました。ここからは噂の出どころや真相について詳しく見ていきましょう。
噂の出どころはフレディの死後語られたブライアン・メイ の証言
Queenのギターである「ブライアン・メイ」 のインタビューの証言で、「とても悲しいことに足に問題があって、フレディの足はほとんど残っていなかったんだ。」とコメントしています。
エイズに感染していたフレディは症状の進行が酷く、足を切断するほど重症だったのではと憶測され、切断していたというニュースになったようです。
ブライアン・メイの証言によると、生前のフレディと出かけた際にフレディの足に違和感を覚えたブライアンが彼の足を見つめると、フレディが足の状態を見せてくれました。
そのあまりの状態の深刻さに言葉を失い、彼が痛みや症状を隠していた事もショックだったようです。それでもフレディは足やエイズの症状を隠し、最後まで歌い続けることを望んでいたそうです。
足について語った際使われなかった「切断」という言葉
フレディの足が切断されていたという確かな情報は実はありません。インタビューの際に「足がほとんど残っていなかった」というコメントをしたブライアン・メイですが、切断していたという表現はしていないからです。
ブライアン自身はフレディの足についてあまり詳しく語りたくないようで、「切断」していたのか「部分切除」なのか「痩せ細っていた」のかは明かされていません。
切断という表現はブライアン・メイ自身も肯定的ではなく、フレディ・マーキュリーの「弱っていく姿を晒したくない」という意思を尊重しての対応のようです。
最後の恋人「ジムハットン」の著書に足切断の記載はない
フレディ・マーキュリーの最後の恋人であり、死ぬ間際まで彼の側で支え続けたジム・ハットンは、フレディの死後、二人の私生活や普段のフレディの様子、死ぬ間際の状態など書籍化しています。
そのジム・ハットンの著書「フレディ・マーキュリーと私」の内容によると、フレディの亡くなる3日前の様子で「素足のまま手すりにつかまり、よろよろと階段をおりていった」と記されていました。
自分の足で歩いている事や、亡くなる瞬間まで事細かく書かれたこの著書に足を切断した事が全く書かれていない事からも、フレディ・マーキュリーの足は切断されていなかったのではないかと言われています。