責任感が強い人の短所で自己PR
責任感が強い人には長所ばかりでなく、短所も存在します。自己PRをする際には、この短所を隠す人も多いのですが、責任感の強い人に短所があるのは、よく知られていることです。
そのため、自己PRの際にはこの短所を隠すのではなく、あらかじめ提示しておいたほうが、相手に突っ込まれることも少なくなります。ただ、短所を普通に言っても、ただの短所として処理されてしまうでしょう。
短所をただの短所にしないためには、短所があることを理解しておきながら、その短所に対してどのように向き合っているかということをアピールすることが大切になってきます。つまり、弱点を克服した方法を自己PRとするのです。
このようにして自己PRをすれば、普通に長所を言うよりも、大きな印象を相手に残すことができます。あえて短所をひけらかすことで、アピールすることができるため、責任感が強い人はそのような戦い方も覚えておきましょう。
【責任感が強い人の短所①】一人で頑張り過ぎる
責任感が強い人の短所は、一人で頑張り過ぎる、というところです。
責任感が強い人は仕事を完璧に仕上げたいという思いが強いため、大事な部分の仕事においては、自分で行うことが多いです。つまり、具体的に言えば、責任感が強い人は、人に仕事を任せることができないという短所があるのです。
仕事となってくると、大きな責任が付きまとってくる仕事がいくつも出てくることがあります。それを全て一人でこなそうとすると、とんでもない労力を必要としてしまうでしょう。
仕事をする上では、どれだけ部下をうまく使えるかという部分も、評価の対象となります。人を信用できなかったり、仕事を任せられないというのは、短所になってしまうのです。そのため、このような部分を改善したというようなエピソードを話して、良い印象を与えるようにしましょう。
【責任感が強い人の短所②】心の負荷
責任感が強い人の短所としては、心の負荷が大きい、という短所もあります。
心の負荷とはストレスのことです。責任感が強い人は、大きな責任を一人で抱え込み、仕事も頑張ります。プライベートを犠牲にし、後輩の面倒も見て、というように、やることが多過ぎるのです。
人間の心はそれほど強くありません。どれだけ心が強い人でも、異常なほどの強いストレスに長い期間さらされていたら、心をおかしくしてしまうこともあります。そのようなことが起こると、仕事もできなくなってしまいますし、会社としてもそのような人を雇いたいとは思わないでしょう。そのため、ストレス過多になりやすいというのは、大きな短所となってしまうのです。
責任感が強い人が、この短所をエピソードとして話す場合は、ストレス解消をできているということや、心理面に注意している、ということも話に加えると良いです。そうすることで、この短所をカバーすることができます。
【責任感が強い人の短所③】完璧主義になる
責任感が強い人の短所としては、完璧主義になってしまう、という短所もあります。
完璧主義であるということは、必ずしも短所ではないでしょう。むしろ長所として捉えられることも多いです。しかし完璧主義だと、また別の短所が発生してしまうことがあります。それは、周りの人間との軋轢です。
責任感が強いと周りの人に対しても完璧であることを求めるため、大きな努力や成果を求める傾向があります。いくら責任感が強いということが理由だとしても、このようなことを何度も要求されれば、周りの人間は責任感の強い人から離れていってしまうでしょう。
責任感の強い人は、悪い人ではないのですが、仕事を第一優先にしてしまうという悪い癖があります。それにより、様々なものを失ってしまうこともあるため、注意が必要です。