2020年7月1日より全国でレジ袋有料化がスタートし、マイバッグを持ち歩く人が増えたのではないでしょうか。さまざまなタイプのマイバッグが登場するなか、あらためて注目したいのが日本の伝統アイテムである「風呂敷」です。持ち運びやすくてサッと包めるだけでなく、最近の風呂敷は利便性や環境性能にも優れています。今回は、そんな「進化系風呂敷」を紹介します。

マイバッグ持参が定着。風呂敷が注目されるワケ

株式会社リサーチ・アンド・イノベーションが運営する「レシートがお金にかわる家計簿アプリCODE(コード)」では、7月1日に約1万人を対象に買い物袋に関するアンケート調査を実施しました。

それによると、新制度スタートの初日にも関わらず、すでに62.7%の人がマイバッグを持参しているという調査結果が出ていました。再利用できる買い物用マイバッグの持参は、すでに私たちの日常に定着しているようです。

マイバッグの普及が高まる中で、Twitter上では、「コンビニで風呂敷を持参した女性があっという間に商品を包み終えた」という趣旨の投稿が拡散され話題に。包む品物の形状に合わせられる臨機応変さはもちろん、コンパクトで洗濯しやすい面なども評価され、風呂敷に今注目が集まっています。

利便性や環境性能などにも優れた「進化系風呂敷」

贈答品を包むだけでなく、日常生活でも活躍することが再び知られた風呂敷。日本の伝統的な「包む」ツールとして古くから使われてきた風呂敷ですが、その起源は奈良時代にまで遡るとされ、時代を経て呼び名も変わりながら、人々の生活の中で普及してきました。

しかし、高度経済成長を経て「消費社会」へと到達することで、品物の包装や持ち運びはレジ袋や紙袋などの利用が主流となり、風呂敷文化は廃れていきます。ところがここへ来て再び注目を浴びることになり、利便性だけでなく環境性にも優れた製品が登場しています。

それではさっそく従来とは異なる4つの「進化系風呂敷」を紹介します!

1.撥水とデザインにこだわった「DENTRA VERTEX STYLE/日本伝統柄 撥水ふろしき」

独自の加工により、強力な撥水性能が備わっているのが特徴。買い物で水気のある商品でも入れられるほか、濡れた衣類の持ち運びなどにも便利です。さらに、レジャーシートとしての利用や、水も運べるので災害時にも役立ちます。

デザインにもこだわっており、種類は「亀甲」「七宝」「桧垣」「麻の葉」「龍郷」の全5種類を用意。全て新潟デザイン専門学校の学生による、こだわりのデザインがプリントされています。

【商品情報】
商品名:日本伝統柄 撥水ふろしき
素材:ポリエステル100%
サイズ:100×100センチメートル
価格:3,800円(税別)
販売:全国のレンタル店やECサイト

2.経年変化を楽しみながら愛用できるカジュアルな「宮井『EDOーSHIKI』/デニム風呂敷」

1965年に日本で初めてジーンズを作った岡山県倉敷の「BIGJOHN」とのコラボ商品。生地は通常のデニムよりも薄めなので結びやすく、扱いやすいのが特徴です。しずく状に結ぶと、まるでジーンズのバックスタイルのようにポケットとレザータグが現れます。

老若男女を問わず、ファッションに合わせてカジュアルに使えるのがポイント。また、デニムならではの経年変化が楽しめるので、長く愛用できるのも魅力のひとつです。

【商品情報】
商品名:デニム風呂敷
素材:デニム地(綿100%)
サイズ:約120×120センチメートル
価格:15,950円(税込)
販売:日本橋三越本店本館4F 風呂敷