そのスタンスが視聴者に受け入れられ、2010年4月と2014年7月に番組史上最高となる平均世帯視聴率19.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。子を持つ親たちからの評判もよく、日本PTA全国協議会が発表した「親が子どもに見せたい番組」で2006年から6年連続の1位に輝いた。講師として各界の大物が登場することも多く、過去には元ソ連大統領のミハイル・ゴルバチョフ氏やアメリカ元副大統領のアルバート・ゴア氏、元メジャーリーガーの松井秀喜氏らが出演。今年5月には、岸田文雄首相が「総理のお仕事」などについて講義した。
「日テレの良心」とも称される名物番組の一つになっていたのだが、3日付のスポーツニッポンと日刊スポーツが同時に来年3月での終了が決まったと報道。スポーツニッポンによると、世間のテレビ離れの影響もあって平均視聴率は現在7~8%ほどに落ちているが、記事では「決して悪くない数字。視聴率だけを理由に打ち切るレベルにはない」との局関係者の証言が掲載されている。
そうなるとなぜ打ち切りになるのか不思議だが、同時間帯に放送されているテレビ朝日系『池上彰のニュースそうだったのか!!』や、日本テレビ系『カズレーザーと学ぶ。』、フジテレビ系『ホンマでっか!?TV』など同じ教養ジャンルの番組が増加したこともあり、局の総合的な判断で終了するという。レギュラー放送の終了後は、定期特番での放送を予定しているとのことだ。
ただ、現在のテレビ業界では7~8%の視聴率をコンスタントに記録しているバラエティ番組は貴重で、教養バラエティというジャンルはスポンサーもつきやすいとされる。それでも終了となる原因としては、くりぃむしちゅーが所属する芸能事務所「ナチュラルエイト」の意向が影響しているとの見方が業界内であるようだ。