1端末につき1票に投票が限られるため、組織的な応援行動のしにくいシステムが採用された今回。より公平な結果になるといわれていたが、結局、動画についた「いいね」の数がもっとも多かったダブルヒガシが勝ち抜け。ネット上でもこの結果に異論は少ないようだ。
そもそもダブルヒガシは今年、準決勝進出が確実視され、決勝にコマを進めてもまったく不思議ではないといわれていたコンビだった。
3月には関西を拠点に活動する芸歴10年までの漫才師を対象とした『ytv漫才新人賞』(読売テレビ)で優勝。最終決戦を戦ったドーナツ・ピーナツをはじめ、豪快キャプテン、フースーヤという3組の『M-1』準決勝進出コンビを破っている。
また7月には、関西だけでなく全国を対象とした芸歴10年以内の賞レース『ABCお笑いグランプリ』(朝日放送)でも優勝。ここでは今年の『M-1』で大きな飛躍が期待されている令和ロマンとファイナル同率最高点という激戦を制しているほか、昨年の『M-1』ファイナリスト・ヨネダ2000や、『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)第6代王者・天才ピアニストらを退けている。