新木優子と高良健吾のダブル主演作がワースト3位
ワースト3位は、19年10月期の『モトカレマニア』で4.4%。新木優子&高良健吾のダブル主演という豪華なキャスティングであったが、新木にとって地上波ドラマ初主演作だったこともあってか、視聴者の食いつきはイマイチだった。
瀧波ユカリ氏の同名漫画(講談社)を原作とした同作は、5年前に別れた元カレ(高良)を忘れられないユリカ(新木)が、職場で元カレと再会し、心が揺れ動くという物語。
第4話が平均世帯視聴率3.0%を記録した際には、“木曜劇場史上最低”と話題になったが、今年1月期に放送された菜々緒主演『忍者に結婚は難しい』の最終話が2.8%でこれを下回ることに。ただ、裏番組のWBC中継の影響があったため、菜々緒には同情の声も聞かれた。
なお、同枠の視聴率は1990年代をピークに徐々に下降。篠原涼子主演『オトナ女子』や松下奈緒主演『早子先生、結婚するって本当ですか?』が放送された15~16年あたりから“全話1ケタ”が珍しくなくなった。さらに、ここ1~2年は全話平均5%以下のドラマが目立っており、いつ枠の見直しが検討されてもおかしくない状況といえる。
このままだと、今後も歴代ワースト作品を生み出してしまいそうな「木曜劇場」。『いちばんすきな花』終了後は、24年1月から小芝風花主演『大奥』がスタートするが、かつての同枠のような勢いを取り戻せるだろうか。