9.西明寺
西明寺は京都市街の北西に位置する栂ノ尾(とがのお)・槇ノ尾(まきのお)・高雄(たかお)からなる「三尾(さんび)」エリアのうち、槇ノ尾にある古刹です。
秋の紅葉も有名ですが、春の見どころは、京都市内の桜が終盤に差し掛かる4月初旬〜中旬頃に花を咲かせる山桜とミツバツツジ。寺の裏手の山肌が山桜と群生するミツバツツジでピンク色に彩られ、圧巻の絶景です。
10.袖志の棚田
日本海に面した京丹後市にある「袖志の棚田(そでしのたなだ)」は、約400枚の田んぼが扇状地に広がる美しい棚田。
海と集落、山、そして棚田が形成する風景は「日本の棚田百選」にも選ばれており、夕日の名所としても人気です。とくに5月ごろ、田んぼに水を張る時期が一番の絶景で、晴れた日の夕暮れには、夕日に照らされた水面が美しく輝きます。
11.長岡天満宮
菅原道真が大宰府に左遷される際に、名残を惜しんだ縁故により創建されました。景勝地としても知られる「長岡天満宮」の広大な境内の東側には「八条ヶ池」が広がり、4月下旬にはキリシマツツジが真っ赤な花を咲かせます。
また池に浮かぶように建つ料亭「錦水亭」は、時代劇などのロケ地としても有名です。
12.勧修寺
900年(昌泰3年)に、醍醐天皇が母・藤原胤子の菩提を弔うために創建した門跡寺。氷室池を中心とする池泉回遊式の庭園は、京都市の名勝に指定されています。
観音堂の桜は、2018年春「そうだ 京都、行こう。」のポスターにも使用されたほど見事ですが、京都市内の他の桜名所と比べると混雑は少なく、春旅行におすすめの穴場スポットです。
13.鳥羽水環境保全センター
全長約120mの藤棚に37本の藤の木が植えられた、知る人ぞ知る穴場の藤名所。例年4月下旬に見頃を迎え、この時期のみ一般に公開されます。
開花時期は一帯に藤の花の香りが漂い、降りそそぐシャワーのように紫や白の花が咲き誇ります。公開は数日間のみと限られるため、タイミングが合えばラッキーな花名所です。