シャーリーズ・セロンが女優になるまでの軌跡
精神的に大打撃を受けた15歳のシャーリーズでしたが、彼女には母親という強い味方がいました。そして彼女自身、とても強いメンタルを持っていたために、射殺事件後も前向きに生きることを決めたのでした。
16歳になったころ、その抜群なプロポーションを生かしモデルコンテストに出場したところ、見事優勝しパリやミラノでモデルとして活動しました。
しかし彼女にはバレリーナになるという夢があったために、一度モデルをやめてバレエの名門であるジョフリー・バレエ学校に通うことを決意し、母親とともにニューヨークへ移住しました。順調に夢を追っていたシャーリーズでしたが、膝を怪我してしまい泣く泣くバレリーナになることを諦めました。
その後は、バレエで得た経験を糧に演技の道を目指しながらも、少々困窮した生活を送っていました。ある日小切手を現金化しようと銀行に出向いたところ、期限切れとなっており銀行員と口論に。
スラング混じりで激しくキレていた彼女を偶然現在のマネージャーが目撃し、その美貌に驚きその場でスカウトしたという逸話は、今となってみれば笑い話でしょう。
チャンスを掴んだシャーリーズは、またモデルから再スタートしたのでした。綺麗な顔立ちとスリムで長身という完璧なルックスは、瞬く間に様々なブランドから注目され、一気に売れっ子モデルへと登り詰めました。
ですが、彼女の魅力は外見だけではありません。演技力の高さも素晴らしく、どのような役柄でもシビアに役作りを行い、果敢にこなす実力も持ち合わせています。2005年にはハリウッドの殿堂入りも果たしており、本格的に女優として世界から認められました。
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