そしてさらに、そのはるか上空をアンタッチャブルという奇跡が駆け抜けていく。
04年の『M-1』は豊作である。
アンタッチャブル、千鳥、麒麟・川島明、南海キャンディーズ・山里亮太と、20年後の現在のテレビ界に確かにつながっている。タカアンドトシはこの『M-1』翌年に「欧米か!」のフレーズを発明し、一時期はレギュラー15本を抱える大MCタレントになった。
『M-1』戦士が2人そろえば、いつだってドラマが蘇る。そして今年も、新たな『M-1』王者が新たなドラマを描くことになる。
(文=新越谷ノリヲ)