「結成10年目で、ようやくなんとか滑り込んだという。ラストイヤーでした。思い出のね」(トシ)

 最初で最後の『M-1』となったタカアンドトシの出順は、2番手。トップバッターは、前年に続いて1番手を引いた千鳥。前年に続いて変なネタで会場を微妙な空気にした直後だった。

 タカアンドトシはここで、千鳥とは対照的なオーソドックススタイルのしゃべくり漫才を披露。抜群の安定感を見せて高得点をたたき出す。

 安堵を浮かべるトシと衣装の汚さを今田耕司に指摘されるタカを後目に、カメラは敗者復活戦会場へ。ここで、2組の運命が交錯する。