「バレーボール漫画の『ハイキュー!!』(集英社)は長きにわたってメディアミックス展開をしており、熱心なファンを抱えています。これをきっかけに実際のバレーボールに興味を持つようになったファンも多い。応援のスタイルがスポーツファンのそれではなく、“推し活”に近いものとなっているのは、そういった事情も影響してそうです」(同)

 バレーボールだけでなく、サッカー日本代表の選手たちもまた“推し活”の対象になりつつあるという。サッカーの現場を知るスポーツライターはこう話す。

「サッカーは男性や子どものファンが多いんですが、現在の森保ジャパンは、年齢層問わず女性のファンが増えているという印象です。練習を見学する女性も多いですし、試合会場の出待ち入り待ちをする女性も多い。男性アイドルのような感じで、日本代表選手を応援するファンが増えていることを実感します」

 日本サッカー協会の公式YouTubeチャンネルでは「Team Cam」と称して、代表チームの練習や宿泊施設での様子などに密着した動画を公開。日本バレーボール協会の公式YouTubeでも、同様に代表チームに密着したTeam Cam動画をアップしている。この動画のコメント欄からもまた、“推し活”の雰囲気がにじみ出ている。