あらすじでは分からない映画「ピーターラビット」の怖いシーン
原作の『ピーターラビット』を知っている方なら避けられないストーリーがあります。それがピーターのお父さんのお話なのですが、可愛いお見た目とは裏腹にダークな内容となっていますので、これを知ることによって、またピーターラビットの見方が変わってくるかもしれません。
ピーターのお父さんはパイにされていた
悲しいことにピーターラビットのお父さんは、第1集第1話にて事故により、百姓であるマグレガーさんの手でパイにされてしまったという過去を知る羽目になります。
その悲しい過去を語ったピーターのお母さんは、「マグレガーさんの家の辺りには行ってはいけません」と口をすっぱくして子供たちに伝えているところがまた辛いところです。
しかしピーターだけはお母さんの言いつけを守らず、マグレガーさんの畑の野菜を食べて荒らすのでした。当然マグレガーさんに見つかって追いかけられることになりますが、なんとかその場を逃れます。
お父さんの事を考えると、荒らしたくなってしまうのも仕方のないことなのかもしれません。このように『ピーターラビット』は、とても悲しくて苦しいピーターの過去の話も盛り込まれているのです。
人間の畑から野菜を盗む
にんじんを可愛く食べるだけのイメージが先行してしまいますが、実際はマグレガーさんの畑に育っている野菜を抜くだけ抜いて、食べずに荒らしまくったというシーンがあります。
もちろん野菜を盗むこともあって、見る方によってはイメージが違いすぎてビックリするかもしれません。なかなかの荒らし具合であることは確かです。
人間の死を大喜び
畑を荒らされたマグレガーおじいさんはひどく怒ることになりますが、そのおじいさんも寿命には勝てず、物語の中では亡くなっています。ちなみにピーターはその事実にとても喜び、敵をとったような気持ちになっていたようです。
ブラックユーモアとも取れる内容ですが、なかなかのダークさにショックを受ける方もいるでしょう。ピーターラビットのイメージは大きく変わったのではないでしょうか。
トーマスへの異常な攻撃
おじいさんが亡くなったためにマグレガー家はトーマスが引き継ぐことになりますが、そのせいで更にピーターによるトーマスへのあたりが強くなってしまいます。
ちなみにトーマスはブラックベリーアレルギーなのですが、ピーターはトーマスの口の中にブラックベリーを投げつけており、意図的にアナフィラキシーショックを起こさせようとしました。
イタズラとは言えないレベルの出来事であり、下手をすると殺人シーンになってもおかしくないシーンです。ピーターラビットのストーリーは、まさに予測ができません。