◆新入り子猫と先住猫の関係に頭を悩ませた日々

 子猫の名前は、「福」に決定。初めて福ちゃんをお風呂に入れた時には、お湯が黒くにごり、謎の粒々が浮いたため、ココさんは野良生活の過酷さに胸が締め付けられる思いに。

人間を警戒していた頃
 お迎え当初、福ちゃんは人間を警戒し、威嚇。でも、すぐに心を許してくれ、甘えてくれるようになりました。

ユニークなポーズも披露
ユニークなポーズも披露
 ただ、先住猫・琥珀くんとはなかなか馴染めません。お迎え後の半年間は、顔を合わせるだけで琥珀くんが威嚇する日々でした。

「福は空気が読めないところがあって、構ってほしくて近づいていき、猫パンチをされたり、噛みつかれたりしていました」

 やがて、琥珀くんはストレスから膀胱炎を繰り返すようになり、トイレ以外で排尿することも。あまりにも辛そうな姿を見て、ココさんは福ちゃんの隔離飼育や里親の募集も考えたといいます。

 ですがその後、2匹の関係に思わぬ変化が。琥珀くんは福ちゃんがいる生活を受け入れてくれ、隣で寝るようになったのです。体調もすっかり安定するようになりました。

一緒にくつろぐ2匹
一緒にくつろぐ2匹
「今でも完全に仲良しというわけではありませんが、昼間は毎日、同じベッドでお尻をくっつけて寝たり、お互いの匂いを嗅ぎ合ったりしています。猫同士、ちょうどいい距離感を掴めたような感じです」