誰にでも一度は心が折れる瞬間が待ち構えているでしょう。その瞬間がいつ訪れるのかを紹介します。また、心の折れやすい人の特徴、折れない心をつくる方法、心が折れたときの復活方法も解説します。心が折れるつらさを乗り越え、新たな一歩を踏み出すための参考にしてください!
“心が折れる”の意味とは
「心が折れる」を辞書で調べると、『心の支えを失い意欲を失う。障害にぶつかってくじける。』といった意味が確認できます。また、英語では『心が壊れる』という意味の「My heart is broken」と表現します。
心が折れると、精神的なダメージによって前向きな気持ちが失われます。目標を達成することを諦めて、精神を疲弊させている状態です。こうなってしまうと、何も手につかず、何かをする意欲もわきません。
今回は、心が折れるシチュエーションを紹介してから、心が折れやすい人の特徴や折れない心をつくる方法、折れてしまった心の復活方法を解説します。
心が折れたとき、今の状況を乗り越えて復活しなければと悩みを抱えるでしょう。「何から始めればいいのか解らない…」と悩んでいる人は、勇気を持って新たな一歩を踏み出すための参考にしてください。
“心が折れる”ときはこんなとき
心が折れるときは、普段の生活の中に隠れています。だからこそ、思いもしない瞬間にポキっと心が折れてしまったという人も少なくありません。心が折れる最大の原因は「失望」です。心が折れるシチュエーションを詳しく紹介します。
絶望的になにかをやってしまったとき
絶望的ななにかをやってしまい、自分に失望することで心が折れたというケースがあります。
長期計画で進めていた仕事の納期寸前で失敗が発見された。会議で取り返しのつかない発言をしてしまった。やっとアポイントがとれた人との待ち合わせに間に合わなかった。このように、続けていた努力の全てが水の泡となって、意味を成さなくなるといった経験が考えられます。
責任を持って取り組んでいたからこそ、その失敗は心に大きなダメージを与えます。
何をやってもうまくいかないとき
不運が続く時期ってありますよね。そんな時期が長く続くことで、心が折れてしまうことも考えられます。
小さな失敗であっても、繰り返すとチクチクと心に刺さってダメージは大きくなります。「また失敗を繰り返した…」と、ネガティブな感情が膨らみます。そんな状態では、何をやっても楽しめず気持ちが入りません。気持ちが入っていないので、何をやっても失敗をしてしまいます。
負の悪循環によって、何も出来ない自分に失望してしまう可能性が高いでしょう。
理想と現実の違い
高い目標を掲げ理想に向かって生きてきた人は、実現できないという事実を突き付けられると心が折れてしまうでしょう。理想はあくまで理想です。現実と違いがあるのは仕方ありません。しかし、強く信念を持っている人は、それを認めることが出来ないのでしょう。
憧れの仕事に就いたが、実際の業務内容が想像とは違った。成功するために努力してきたが、自分の能力の限界を知ってしまった。このように、理想が高ければ高いほど、現実を知って心が傷付き折れてしまいます。
人間関係
職場の人間関係や、私生活での人間関係が影響して心が折れるケースも多いでしょう。
職場の上司や同僚の裏切りや心変わり、信頼していた仲間の裏の顔。自分が心を許していた相手に裏切られることで、不信感が強まって心が耐えきれなくなります。また、裏切る対象と判断された自分への失望感もあって、心が折れてしまうでしょう。
そして、嘘や陰口、執拗な嫌がらせなど、自分に対する攻撃を受けることで自分の価値を見いだせなくなります。自己否定の意識が高まって自分の存在価値に悩み、心が折れてしまう可能性が高いでしょう。
精神的に疲弊したとき
日常感じるストレスによって精神的に疲弊したときも、心が折れる可能性が高いでしょう。
満員電車に乗るストレス、家庭内の問題、対人関係…。ストレスは日常の生活に隠れています。ひとつひとつは、小さなストレスです。しかし、色々なストレスが少しづつ心を蝕み、放っておくと取り返しのつかないダメージに発展します。
ストレスは、本人の気が付かないところで蓄積します。気付いたときはすでに、心が折れてしまっているときかもしれません。
自分に劣等感を感じたとき
同僚や仲間などの話しに、劣等感を抱いて心が折れるときもあります。
同期のほうが出世が早い。同級生だったのに今の給料に倍以上の差がある。結婚式に呼ばれるばかりで自分にはパートナーもいない。人と比べているのは自分です。しかし、周囲が自分と比較して見下しているのではないか?とネガティブな感情が溢れてきます。
人と比べて圧倒的に劣る部分を見つけてしまうことで、自分を否定して失望する可能性が高いです。結果、心が折れてしまうでしょう。