「新たなエージェント会社の社長に東山氏が就任することに関してはかねてから批判的な声が関係各所で目立っていました。会社のイメージを一新する意味では外部の人間にトップを任せる方が良いのは明らかですからね。実際、ジャニーズ事務所サイドも水面下で付き合いのある大手レコード会社の幹部などに相談や社長就任の打診をしていたようですが、なり手がいなかったというのが実情。そうした中で、今回なんとか福田氏から了承を得た格好です」(大手芸能事務所のマネジャー)
かつて隆盛を極めたジャニーズ帝国も今や拾い手を探すのにも苦労するほどの火中の栗と化しているわけだが、一連の騒動は芸能界全体にも暗い影を落としている。
9月下旬に日本商工会議所の小林健会頭が記者会見の場で「性加害という犯罪はジャニーズだけではなく、例えば未成年の女性に対する性加害が芸能界でなかったのか、メディアは調べる必要がある」と芸能界で横行しているセクハラや性加害の実態を解明し、業界全体の問題として対処すべきと語って注目を集めた。
「『ジャニーズ事務所が弱体化したことで男性タレントを扱うライバル事務所は喜んでいるはず』なんて声をよく耳にしますが、正直言って今回の騒動は我々にとってもマイナス面の方が格段に大きいですし、早く沈静化してほしいと願っています。良くも悪くも芸事の世界は綺麗事だけでは済まない特殊な業界ですからね。それはエージェント契約が中心の米ハリウッドもしかり、かつての日本以上の“奴隷契約”がまかり通っている韓国もしかり。世間一般の尺度で測られたら成り立ちませんよ」(前出の大手芸能事務所のマネジャー)
【こちらの記事も読まれています】