薄い前髪にボリュームを持たせる工夫
具体的に薄い前髪をカバーする為の対策として、効果的なヘアスタイルのアレンジを考えていきましょう。やはり薄い髪の女性にとっては、どれだけボリュームを持たせるかが重要になってくるので、どういった工夫で髪にボリューム感を出すことが出来るのかが気になるところです。
薄い前髪をカバーする為のヘアスタイルのアレンジには、髪型自体を変える他にアイテムを使ったり髪質を変えたり、生えグセを利用したものまで様々です。その中には髪にボリュームを持たせる為に効果的な方法も含まれているので、その辺を抜粋して整理していきます。
薄い前髪は分け目がポイント
長きにわたって同じ部分を分け目にしていると、薄い前髪の女性は余計に薄い部分が目立ってきます。前髪の生えグセは分け目から方向が決まってくるので、分け目が同じだといくらアレンジをしてもボリュームのないヘアスタイルになってしまいます。分け目の場所を変えることで、生えグセと違う方向に髪を流すので、これだけでいつもよりボリュームが出ます。
また、分け目をジグザグ分け目にするだけでも頭皮の露出部分が目立たなくなるので、薄い前髪の女性にとっては効果的といえます。ジグザグ分け目はコームの逆側でまっすぐな分け目から左右の髪をジグザグに拾ってから再度分け目を作ります。動画でも紹介しているので参考にしてみてください。
薄い前髪には装飾品を使う
スカーフやバンダナでヘアスタイルをアレンジするのも対策の1つです。例えばスカーフで前髪とサイドの髪の境目を隠せば、薄い前髪へサイドの髪を持ってくることで毛量が増えて前髪のアレンジ幅が広がります。巻き方は様々ですが、ポイントとしては前髪と他のゾーンとの境目を曖昧にして、出来るだけ前髪側に髪の毛を持ってくることが重要になるでしょう。
こちらの動画ではスカーフでトップとサイドと前髪の境界線をあいまいにしています。この対策を取れば、前髪にボリュームを持たせたい場合に、トップからもサイドからもスカーフよりもフロント側へ持ってくることで薄さをカバー出来ます。
薄い前髪へのドライヤーの使い方
薄い前髪の女性にとってドライヤーの使い方には注意が必要です。ドライヤーの熱は頭皮へ当てすぎると頭皮にダメージを与え、皮膚の乾燥に繋がります。頭皮が乾燥すると、体が乾燥を防ぐ為に毛穴から油分を出そうとするので、その油分によって結果的に毛穴が詰まってしまい、元気の無い髪の毛しか生えてこなくなります。
かといって、ドライヤーを使わず濡れたままにしておくと頭から体全体を冷やすので、頭皮の血行が悪くなり結局は毛髪力の低下に繋がります。ドライヤーは出来るだけ離す、弱くする、角度を頻繁に変える等の工夫をして、出来るだけ頭皮にストレスを与えないような方法で使用するようにします。また、乾かし過ぎるのも頭皮の乾燥に繋がるので、少し湿気を残して体温で乾かすぐらいのイメージが最適です。
ホット機器で薄い前髪へボリュームを出す
ホット機器で薄い前髪にボリュームを持たせる事も出来ます。ポイントは熱でスタイリングせずに時間をかけてスタイリングする点に注意して、ドライヤー同様に髪や頭皮にストレスを与えずにやる事です。短時間で一気にスタイリングせずに、低い温度でじっくりボリュームを出すイメージでスタイリングするようにしましょう。
薄い前髪の場合の利点は、シースルーバングなどのふんわりした雰囲気の前髪を容易に作れる点なので、それを活用し毛先のみを軽くヘアアイロンで巻いてヘアスタイルをアレンジするのも良いでしょう。但し、毎日やると髪にダメージを与えるのでスタイリング剤で髪をカバーしてから使うようにしてください。
薄い前髪でも似合うヘアスタイル
前髪が薄い女性は、ヘアスタイルのアレンジを工夫する方法の他に、そもそもの髪型自体を工夫する方法があります。前髪のカットの仕方を工夫するだけで全体的なヘアスタイルのバランスは良くなるので、美容師さんに相談しながらカットしてもらうのが一番良い方法です。
とは言え、自分から「前髪が薄い」なんて言いづらい人は、前髪が薄い場合のカットについて基本的なポイントを押さえておけば美容室へ行った時の対策にもなります。ここでは薄い前髪でも可愛くなるカットの工夫や考え方のコツを色んなヘアスタイルを通じて紹介していこうと思います。
ばっさりベリーショットで薄い前髪をカバー
薄い薄いと気にしている人は、思い切ってばっさりベリーショートにしてはどうでしょうか?薄い前髪が目立つ原因の1つとして、サイドやトップとの毛量の差があります。ベリーショートにして、その差をなくす事で前髪の薄さをカバーできます。また、ベリショートのヘアスタイルは前髪も当然短くなるので、髪の密度が少なくてバラバラになっている状態がかえってオシャレに見えます。
前髪の多い人がベリーショートをする場合、まず毛量を少なくする事に必死になります。但し、伸びてくるにつれ再び髪の量が多くなってくるので、全体のシルエットが崩れてきます。これが薄い前髪の場合だと、伸びてきても前髪が重くならないので長くスタイルを維持する事ができます。
ざっくりバングで薄い前髪をカバー
前髪をあえて無造作な感じでざく切りする事で、薄い前髪を目立たせないようにカバー出来ます。また、この手のヘアスタイルはサイドと前髪の毛量の差がはっきりしている事がオシャレのポイントなので、薄い前髪の場合にはうってつけのヘアスタイルと言えます。ざっくりバングは前髪の長さを眉上までにしておく事が重要で、その上で無造作なアレンジをする事がこなれ感が出るポイントになります。
薄い前髪を思いきり伸ばしたボブでカバー
今度は逆に思いっきり伸ばしてみては、いかがでしょうか?サイドと前髪を同じ長さにする事で、そもそも前髪の存在をなくしてしまう方法も1つの手段です。但し、このヘアスタイルで注意すべき点はペタッとなり過ぎないようにする事が大切です。分け目を変えて前髪をかきあげる生え際のクセを利用したり、ヘアアイロンをあてたりしてボリュームを出す工夫をしましょう。
サイドと前髪を合わせたボブで薄いイメージを打破
襟足を長めにとって、サイドの髪を前髪に近い長さにカットする事で前髪の薄さをカバーして全体的に丸みのあるヘアスタイルにする事が出来ます。サイドだけでなくトップの髪を前髪にもってくることで、より薄い印象をカバー出来るようなヘアスタイルが実現出来ます。また、前髪とサイドの境界線を曖昧にする事で、ヘアスタイル自体に動きが出るのでアレンジもしやすく前髪の薄さもカバーできます。
薄い前髪でタブーなヘアスタイル
では逆に、薄い前髪で絶対やってはいけないヘアスタイルとはどんなものでしょうか?自分の中では良いと思ったヘアスタイルでも、実際は薄い前髪を目立たせてしまう結果になっているのかもしれません。ヘアスタイルがどのような状態になると、薄い前髪が目立ってしまうのかを紹介していきましょう。
前髪が薄いロングストレートヘアはNG
薄い前髪を中途半端に伸ばした状態でのロングストレートのヘアスタイルは、恐らく見ていて痛々しい事この上ないでしょう。この状態でスタイリング剤を使おうものなら、ペチャッとなりボリュームもなくなってしまうので最悪です。どうしてもロングストレートヘアで決めたい場合は、眉上までの長さにして前髪の薄さを利用したチョッピーバングのヘアスタイルにアレンジする方法が効果的です。
チョッピーバングの画像を見てもらえば分かりますが、まさに前髪が薄い状態をあえて作り出しているようなアレンジになっています。もともと前髪が薄い女性にとっては、手入れしなくても天然でこのアレンジが出来ているので、前髪が薄い人の為のヘアスタイルと言っても過言ではないでしょう。