◆②一緒にいれるときはいる

――子供と一緒にいる時間を作るのは大変でしたか?

金「一緒にいれるときは、とにかく一緒にいるようにしました。たまに学校まで送って行ったり。あと、『子供を連れていってもいい』と言ってくださる仕事先には、迷惑にならない範囲内で連れて行くようにしていました。

そういう場所に連れていくことで、なかなかできない体験ができたのではないかと思います。大人と接することが多かったので、“大人慣れ”した子になりましたね」

――反抗期などはありましたか?

金「中学生の頃は大変でした!寂しさもあったのかも知れません……。ほとんど口を聞いてくれなくなりました」

――そのような時期は、金さんはどんな対応をしたのでしょうか?

金「喋りたくなければ喋らなくていいし、喋りたくなったら喋ればいい……という態度でいるようにしました。居場所だけは作って置こうと思って。朝も、喋らなくても一緒にいるようにしたりしました。

そうしていたら、機嫌がいいときは『私、反抗期だからさ〜』という感じで、自分が反抗期なことをネタにして話しかけてきたりするようになりました」