7.【山形】蔵王山
高山帯に生育するアオモリトドマツが雪と氷で覆われ、奇妙に形作られることから “スノーモンスター” の異名も持つ樹氷。蔵王山では冬の間、山頂付近〜中腹で見ることができます。
例年11月〜12月ごろから樹木が氷と雪で覆われ始め、時間の経過とともに徐々に氷と雪の層が厚くなっていきます。一番の見頃は2月で、3月上旬頃までは観察が可能です。
蔵王山では山頂まで運ぶ蔵王ロープウェイが運行されており、利用すれば真冬でも山頂まで誰でも簡単に登ることができます。12月末〜2月末の期間、金土日を中心に夜間のライトアップも開催されているので、2月の旅行先としてもおすすめ。闇の中に浮かび上がる幻想的な樹氷の姿を観賞できますよ。
8.【静岡】稲取
東伊豆町の稲取では、毎年1月中旬〜3月末まで「雛のつるし飾りまつり」を開催。稲取の「雛のつるし飾り」は、福岡県柳川の「さげもん」、山形県酒田の「傘福」とならぶ、”日本三大つるし飾り”のひとつです。伊豆稲取に江戸時代から伝わる風習で、昔はお雛様を買える裕福な家庭が少なかったため、母や祖母が女の子の健やかな成長と良縁を願って手作りしたのがはじまりと言われています。
期間中は4か所の展示会場がオープンしますが、中でもメイン会場「文化公園・雛の館」では、約100対(約11,000個)のつるし飾りが展示されています。特に入口正面のジャンボつるし飾り(6,409個)は圧巻ですよ!
9.【秋田】横手かまくら
400年以上の歴史がある小正月の伝統行事で、毎年2月15、16日の夜(期間がずれる場合もあり)に開催されます。期間中は、人が入ることができる大きなかまくらが100基ほどあるほか、市内一円にたくさんのミニかまくらが創られ、ろうそくが灯ったかまくらの幻想的な世界を楽しむことができます。
大きなかまくらの中では、地元の子どもたちが甘酒や火鉢で焼いた餅をふるまいます。「入ってたんせ」と声をかけてくれたら、かまくらの中にはいって水神様にお賽銭をあげましょう。子どもたちと雪国ならではの時間を楽しめて、2月の旅行先にもぴったりですよ。