迫力ある氷瀑が楽しめる「平湯大滝」や、しだれ梅の見頃の時期だけ開園する「大草山昇竜しだれ梅園」、凍結した湖上に現れる幻の村「しかりべつ湖コタン」など、2月におすすめの国内の穴場旅行先をご紹介します。

1.【北海道】千歳・支笏湖氷濤まつり

photo by 月夜野さん

千歳市の支笏湖で開催される「氷濤まつり」は、毎年1月末頃から2月下旬まで開催される冬のイベント。非常に透明度の高い支笏湖の湖水をスプリンクラーで噴射し、自然の造形美あふれる巨大な氷像を創りあげます。この氷像は「支笏湖ブルー」と呼ばれ、昼間でも幻想的な姿を見せてくれます。

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夜にはライトアップされた氷像の幻想的な姿が訪れる人をうっとりさせます。身長より高い天空回廊を渡ったり、氷のトンネルの中をくぐり抜けたり、氷の世界に自分が入り込むような感覚を味わうことができます。

2.【岐阜】平湯大滝

平湯大滝(冬)

アルプスから流れる豊富な水が、落差64m・幅約6mの巨大な滝となって流れ落ちる平湯大滝。奥飛騨の穴場的な観光名所で、水量豊かで迫力ある滝も見ごたえがありますが、寒さの厳しい冬になると普段の姿から一転。滝全体が凍り巨大な氷瀑となり、穴場の観光スポットとなっています。

平湯大滝ライトアップ

12月下旬頃から徐々に凍りはじめ、2月の厳冬期に氷瀑となりますが、通常の流れ落ちる滝とはまた別次元の美しさ。毎年2月には、凍った滝がライトアップされる「平湯大滝結氷まつり」が開催され、白銀の滝が美しく照らされる光景も堪能できますよ。

また、平湯大滝から車で5分程の場所には「平湯温泉」があり、大小様々な温泉宿が20軒以上建ち並んでいます。豊かな自然の中で、冬ならではの氷瀑と温泉をあわせて楽しめますよ。

3.【栃木】湯西川温泉

湯西川温泉があるのは、鬼怒川の源流付近となるずっと奥の方の「奥鬼怒温泉郷」というエリアで、日光の中でも穴場的な温泉地です。古くから平家落人伝説の残る、川のせせらぎと自然にあふれた趣のある雰囲気の集落で、ゆったりとした時間が流れています。

湯西川の渓谷沿いには温泉宿が立ち並び、そのほとんどが渓谷に面した露天風呂を設置していることから、「露天風呂天国」の異名を誇ります。冬には渓谷沿いの雪化粧を眺めながら温泉につかれるなど、雪見風呂が堪能できるのも大きな魅力。

また、毎年1月下旬から3月初め頃までは「湯西川温泉 かまくら祭り」が開催。沢口河川敷の会場には、約1,000個ものミニかまくらが並び、夜にはロウソクが灯されて幻想的な景色が広がります。

かまくら祭りの会場は複数にわたっており、メイン会場である平家の里は毎日ライトアップが行われますが、沢口河川敷では金・土・日のみの点灯など、会場によってはお休みの日もあります。訪れる前に最新の情報を確認の上でお出かけください。