■どんちっち

19年結成、島根県出身のコンビ。昨年は準々決勝まで進んだが、今年は惜しくも3回戦で姿を消した。

合コンで彼女を作りたい、というありがちな設定ながら、意外な展開で一気にオチまで聞かせる話術は将来性を感じさせ、立ち姿に安定感があるのも好感度が高い。いつ準決勝に食い込んできてもおかしくない漫才師に見えた。

ちなみにかまいたち山内は島根出身なのにべたべたな関西弁を使うが、どんちっちは標準語寄り。この言葉で関西で漫才をやる心意気もいい。

■マイスイートメモリーズ

17年結成。これまでの最高成績は20年の準々決勝ながら、抜群の安定感を誇る。

歯医者と患者の漫才コントだが、患者であるボケ・花谷豊の迫力あるムーブとツッコミ・トランスフォーム福田の独特なツッコミで爆笑をさらっていた。2人ともキャラ立ちしているし、特にミスもあったようには思えないし、準決勝にいても不思議ではないくらいの漫才師だと思うが、まあ3回戦で落ちたということは、落ちたのだろう。

勝ち抜けが37組だったので、たぶん38位。