年末の漫才頂上決戦『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の3回戦が、今年も全ネタ公開されている。大阪・京都では先月29日から31日まで行われ、すでに準々決勝進出の37組が発表済み。6日から8日までの3日間に行われる東京3回戦の結果を待って、準々決勝進出者全員が決まることになる。

 今回は、公式YouTubeに公開されている大阪・京都の3回戦動画から印象的なネタを披露した“落選組”を紹介したい。

■もも

やはりももから紹介せざるを得ない。2021年のファイナリストは「○○顔やろ!」漫才でインパクトを残したが、昨年に続いて2年連続の3回戦敗退となった。

3回戦のネタは「顔」をツカミにだけ使い、マンガを題材にした漫才を披露。コミック雑誌の固有名詞が伝わりずらかったのか、客ウケはいまいちだったが、テンポと声量はやはり圧倒的。テーマ選びだけで容易くファイナルに返り咲きそうだ。あと、こんなところでも出版不況を実感させられた。コミック雑誌がんばれ。