仕事の人間関係や恋愛関係で、もっと相手と親しくなるための一歩として、自己開示はとても大切ですよね。頭ではわかってはいるけれど、意外と思うようにいかないことも…。そんな自己開示に苦手意識を持ってしまっている人へ、その心理や克服する方法を紹介しますね。

【はじめに】自己開示とは?

自己開示が苦手な人の特徴・心理!自己開示できるようになる方法は?
(画像=『Lovely』より引用)

今や、就活・仕事または恋愛などで、自己開示(=自己PR)をすることが必須な時代ですよね。自己開示とは、「自分のことを他の人に話す・打ち明ける」という意味です。簡単なようで、意外とこれがしくじってしまう場合もよくあるのでは?

元々、私たち日本人というのは恥ずかしがり屋な国民性。もちろん臆せず自分のことをうまく表現できる人もいますが、本当に自信を持って自分のことを話せる人というのは、まだまだ少ないのかもしれません。

でも、自己開示というのは、日常のちょっとしたコミュニケーションから始まります。実はそんなに頑な意味として捉えることでもないのです。

ここで、どうすれば自己開示ができるようになるのか、その心理や方法を紹介していきますね。もし人と会話をするのが苦手だという人は、まずは簡単なことから始めてみましょう!

自己開示する意味~返報性

自己開示が苦手な人の特徴・心理!自己開示できるようになる方法は?
(画像=『Lovely』より引用)

自己開示することの意味として「返報性」というものがあります。「返報性」とは、人から何かをしてくれた時に、自分もその人へお返しをしようという心理をいいます。

この「返報性」があるからこそ、私たちは仕事や恋愛事などで、コミュニケーションが円滑に行っている部分が大きいといえますね。

「返報性」の種類をあげると、

・好意を持つ返報性… 相手に好意(笑顔など)を持てば、好意が返ってくる
・敵意を向ける返報性… 相手に敵意(嫌な態度など)を向ければ、敵視される
・譲る返報性… 相手に何かを譲る気持ちで接すれば、向こうも譲ろうとしてくる
・自己開示の返報性… 相手に心を開けば、向こうも心を開いてくる

というものがあります。

よくある「返報性」の例をあげると、友達に誕生日プレゼントした場合、もらった方は、今度はその友達の誕生日の時に、プレゼントしようと考えたりしますよね。

これは「お返しをしなくちゃ悪いな」という心理から、相手の好意を返そうというもので、これこそが「返報性」の意味なのです。日本人のお返し文化の深い意味合いは、この「返報性」が根底にありそうですね。

自己開示するメリット~仕事面

自己開示が苦手な人の特徴・心理!自己開示できるようになる方法は?
(画像=『Lovely』より引用)

仕事をする上で、自己開示はコミュニケーションを取る意味でも、とても大切ですよね。

では、どんなメリットがあるのでしょうか?ここからは仕事における自己開示のメリットを見ていきましょう。

仕事がスムーズに運ぶ

会話やコミュニケーションは、職場において仕事を円滑に進めるために欠かせない要素です。特に自己開示は、コミュニケーションの質を向上させ、チームの協力と協調を促進する重要な手段となります。

基本的な会話=コミュニケーションを取ることで、仕事内容の意図がきちんと伝わり、お互いの意見を交わしやすくなります。お互いのアイデアや意見を円滑に共有できれば、仕事を円滑に進めるだけでなく業務全体が効率的に遂行されることでしょう。

仕事を頼みやすくなるあるいは頼まれやすくなる

お互いの気心がある程度わかってくると、それが信頼にもつながり、仕事もしやすくなりますね。「この仕事はこの人に頼めば大丈夫」と指名が入るようになります。

協力や協調し合うことは、あらゆる仕事において不可欠なスキルです。自己開示することによってお互いの価値観や目標を共有できれば、仲間との一体感を高めるのに役立ちます。

必要な情報が入ってくる

誰かと話しているうちに、思いもかけず、必要な情報を聞くことができたりします。意外と雑談から生じますね。

また、自分の意見や考え、状況に対する感情をオープンに共有することで、誤解や誤った情報伝達を最小限に抑えることにも繋がります。

人間関係が円滑になる

自己開示は他者との信頼関係を築くための基盤です。自分の考えや感情をオープンに共有することで、他の人があなたに対して信頼を持つようになり、信頼関係が強化されます。

あなたのことがわかってくると、人はもっと話しかけやすくなったり、接したことのない人とも話す機会に恵まれたり、人間関係が豊かになるでしょう。

自己開示するメリット~恋愛面

自己開示が苦手な人の特徴・心理!自己開示できるようになる方法は?
(画像=『Lovely』より引用)

恋愛をする時も、最初の出会いは男性・女性ともに関わらず、自己開示はもっと重要な意味を持ちますよね。そうでなければ、相手と進展していくことはできません。

では、恋愛ではどんなメリットがあるのでしょうか。

お互いを知ることから始まって進展する

男性・女性ともに第一印象が大事ですよね。自己開示には、恋愛においても関係を進展させる多くのメリットがあります。

恋愛関係を築くためには、まず相手のことをよく理解することが大切です。相手の情報(出身地・住んでいる所など)を知ることから始まり、徐々にお互いへの興味が湧くことで関係が一歩前進します。共通の興味や経験、感情について話すことは、特別な絆を築くのに役立つでしょう。

また、すでに恋人がいる場合でも将来の夢や価値観、家族について話すことは大切なステップです。自己開示を通じて未来について考えることで、お互いの関係を一層深めることができるでしょう。

信頼できる仲になる

恋愛関係は、相手のことが信用できるかどうかも大事ですね。自己開示は信頼感を築く鍵です。自分のことをちゃんと話すことで、相手にあなたの本音を伝えることができます。

特に、男性なら女性の恐怖心を解くにために、「この人ならついて行っても大丈夫だな」と思わせることが大切。お互いに素直に接することが、信頼を育む第一歩です。

返報性があれば親密度が高まる

すでにお伝えした通り、自己開示の返報性とは、もう一方が同じくらいまたはそれ以上に自己開示を返す傾向がある現象のことです。

つまり、相手が自分に対して何かを打ち明けた場合、自分も同様に自己開示を行うことで感情や情報を多く共有できるのです。恋愛においても男性・女性のお互いがこの返報性をうまく使うことで、より深い絆を築くことができると言えるでしょう。