資格取得や40代のリスキリングの意義
FP1級の試験は、基礎編2時間半、応用編2時間半の合計5時間。いわゆる過去問題と新しい問題が半分半分で構成されている。
「難しい問題にハマッて、焦って脳が疲れてしまったのが敗因です。焦ると、普段なら解ける問題も解けなくなりますし、イージーミスも起こしやすくなります。マラソンと一緒で、普段から同じようなトレーニングをして体を慣らしておく必要があるんだと思いました」
この経験から、長時間の試験に耐えられるよう、毎日6時間前後(仕事量により変動する)をFPの勉強に充てているという。さらに最近では、国際資格のCFP(認定ファイナンシャル・プランナー)の勉強も並行して行っている。
図らずも中高年のリスキリングを実践する形になった八木さんだが、この状況を「楽しい」と表現する。
「体力面でも芸人としても、ピークは20~30代だったと思うんです。過去と今の自分を比べて、勝てているとは到底思えないですね。でも、勉強は積み重ねていくものなので、努力した分が結果として返ってきます。それが、日々の充実感とかやり甲斐になる。決して楽ではありませんが、楽しいですね」
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