FP1級の高い壁にも平常心で挑む

 八木さんがFP資格を受けることになったきっかけは、友人の何気ない一言だったという。

「毎日SNSに自作の絵を投稿しているんですが、それを見た友人から『毎日継続できるのは、本当にすごいこと。せっかくだから、何か蓄積できることをした方がいい』と言われたんです。いま、自分で考案した『年収300万で心は大富豪』と『世界一ゆるい勉強法』を本にしたいと考えています。その2つを実践したエビデンスにもなるかな? というのもあって、FP資格を取ることに決めました」

 初心者がいきなりFP取得を目指すのはハードルが高そうにも思えるが、「30歳から日経新聞を購読し、個人でも投資をしているため、抵抗感はなかった」という。

 FPの勉強を始めたのは2022年5月。同年9月に3級の試験をパスし、23年1月には2級もクリアしたが、同年5月、9月の1級の試験で足止めを食らっている状態だ。しかし、そもそも合否はあまり気にしていないそう。

「FPの試験は年に3回ありますし、また来年チャレンジします! ただ、結果はあまり意識していませんね。1級の試験は合計5時間もかかるのですが、それを乗り切るには集中力がすごく大切なので、平常心やコンディションを保てないとダメだと思ったんです。そのため、試験結果に一喜一憂しないようにしています」