ジャニーズ性加害問題の最大の焦点ともいえる「補償額」について、一部メディアで「一人最高500万円」「総額10億円以内」の予算でSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)が補償を進めていく方針だと報じられた。被害者側の「ジャニーズ性加害問題当事者の会」は海外レベルの高額補償を求めており、あまりに金額が乖離していることから、問題が長期化しそうな気配となっている。

 発売中の「FRIDAY」(講談社)によると、SMILE-UP.側は被害者へ支払う補償金の予算として5億~10億円の拠出を想定。被害状況によって支払額を分け、性行為なしの場合は成人・未成年(当時/以下同)共に50万円、性的な接触やわいせつ行為などがあった場合は成人が150万円、未成年は200万円、性行為があった場合は成人が300万円、未成年が500万円の補償額になるという。あくまで10月中旬時点で判明した金額ということで確定ではないが、日本における強制わいせつ事件の示談金の相場は50万~100万円、強制性交事件は200万~600万円ほどで、おおむねそれに沿った額だとみられる。