3、育休明けにワーママも気を付けるべき6つのポイント
働きやすさは、職場とのコミュニケーション如何でも激変します。
育休明け必要とされていないと感じないために以下のポイントを心得ておきましょう。
(1)子供がいるから仕方ないという気持ちは捨てる
小さい子供がいると、遅刻や欠勤はやむを得ません。
しかしそれ以外でも育児を理由に使ったり、それが当たり前だという態度ではまわりの信頼を失ってしまいます。結果、ワーママに対する負の印象が生まれてしまうことも。
有給休暇や看護休暇はワーママに限らず当然の権利ですが、会社を休むことは周囲の協力なくして成り立たないことは肝に銘じておきましょう。
(2)勤務時間内は努力を怠らない
短時間勤務はどうしても「ずるい」「羨ましい」という感情に繋がってしまいがち。
誰もが早く帰れるものなら帰りたいものです。
ワーママは時間のみならず業務軽減で負担を軽減してもらっている場合もあると思います。余裕が出た分、気楽に勤務していたり暇そうに見えてしまえば、周囲のモチベーションは下がってしまいます。
例え余裕があったとしても、勤務時間内は業務に真摯に取り組み、努力を怠らない姿勢が職場内のバランスを取ることに繋がります。
(3)大変さアピールはNG
ワーママの休みや早退の理由は子どものことがほとんどでしょう。申し訳なさから、つい状況を詳細に話してしまう人もいると思いますが、そのことが「大変さアピールしてる」と捉えられてしまうことも。
理由は、「子の看護のため」「保育園行事のため」等簡潔に伝えれば十分です。職場によっては、有給休暇であればプライベートの理由はすべて「私用のため」でOKな場合もあります。
(4)復職後しばらくは子供の話は控えめに
(3)と関係しますが、復職後しばらくは、必要以上に子供の話を職場でするのは控えましょう。気が知れた間柄であっても、まずは様子見をおすすめします。
特に、育休明けは戦力50%の状態と心得て、まずは自分の居場所と役に立てるポジションを確立していくことが先決です。
ただ、子供の話=悪いことではありませんし、もちろん相手から聞かれたら話しても問題ありません。
ワーママや子供の話に限らず、コミュニケーションの取り方は、職場や個人によって千差万別です。ご自身の業務状況や人間関係のバランスをうまくキャッチアップしていくことが、ワーママとして気持ちよく働けるコツです。
(5)急な休みや早退に備えておく
産前は、時間に余裕があり様々なスケジュールにも対応可能だった働き方。しかし、子供が4、5歳位になるまでは急な休みや早退も頻繁にあり、予定通りにはいかないものです。特に育休明けしばらくは、子供も体調を崩しがちでほとんど勤務できないというワーママも珍しくありません。
育休明けに新たに身につけるべきスキルは、急な休みや早退に備えて仕事を管理し進めること。
チームへの共有、業務の見える化など作業を属人化させず、いつでも引き継げるようにしておくことはワーママのマストスキルです。
(6)謙虚さと御礼は必須
ワーママにとって、子ども都合の休みや早退は仕方のないことです。
しかし、休みや早退をすることは、必ずどこかで「あなたの仕事を誰かがカバーしてくれている」ということ。
人によってはそうではないポジションや職種の人もいるかもしれませんが、会社はチームで成り立っています。感謝の気持ちは常に忘れずにいましょう。
チームワークと思いやり、感謝を大切にすることは社会人のマナーでもあります。
4、制度や便利グッズを利用して健やかにワーママ生活を乗り切ろう
ワーママ生活は大変なものであることは間違いありません。
しかし、その大変さは同じワーママでも千差万別です。
- 近くに頼れる両親やサポート施設(病児保育など)はあるか
- 夫の育児家事の分担割合はどのくらいか
- 有給休暇や特別休暇は何日あるか
- 雇用形態(正規雇用か非正規雇用か)
各家庭や一人一人の状況が違う中で、同じ制度内でやっていかなければならないのが実は育休明け復職の大変なところ。
ワーママ本人もですし、会社や職場の責任者がこのことを理解してうまく利用していかなければ歪が生まれてしまうのです。
ママが何でも一人で頑張ってしまったり、根性論で乗り切ろうとした結果、「居場所が無い」「疎外感を感じる」「必要とされていない」など自分の存在意義が見出せなくなってしまうことも。
会社はもちろん、家族や実家ともよく話し合い、自分の家庭はどこまで頑張れるのか、どこが無理なのか、きちんとボーダーラインを理解して復職することが大切です。
復職後半年は家事の手抜きも断然アリ!長い目で見て、復職に合わせて家電をグレードアップしてしまうのもかなり有効です。
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