達成感を得るのは、コンセプトを理解して行動できた時
渡辺: 陽子さんが、モデルの仕事にやりがいを感じる瞬間は?
井原: モデルと言っても映像やスチール……いろいろあるんですけど、表現することや演じることは共通しているので「ここをもっとこうしてほしい」というのを指摘される前に自分でコンセプトを理解して、評価していただけた時にやりがいを感じます。
渡辺: モデルからキャリアをスタートして、女優や歌手など活動の幅を広げる方もいらっしゃるじゃないですか? “表現する仕事”という部分では共通していますが、陽子さんは興味がありますか?
井原: やりたいです! 10代の頃はモデルのほかにも手広く仕事をしていたんですよ。歌もやりましたし、他にもいろいろ挑戦をしたのですが、自分としては正直グラビアモデルをやりたかったんですよね。その時のきれいな状態をカメラマンさんに撮影していただいて残せるって普通に生活していたら、なかなかないじゃないですか?
渡辺: グラビアモデル! また違うジャンルですね。
井原: 美容やファッションのモデルとは分野が違いますが、やりがいを感じる部分が共通している仕事には興味津々です! ぜひ機会をいただければ、モデル以外の“表現”に関する仕事に挑戦していきたいです。
誹謗中傷に苦しんだ過去を乗り越えました
渡辺: モデルは人前に出る仕事ですが、意見や批判に悩んだ時期はありましたか?
井原: 若かった頃はありました。昔は本当に人からの評判を気にする性格だったので、エゴサーチをしていたんですよ。批判的な意見を見てしまった時に、メンタルがやられてしまった時期もありました。
渡辺: 今は芸能活動をしていない一般の方でもSNSのコメントに一喜一憂している人が多いようですが、ネガティブだった過去を乗り越えた突破口を教えていただきたいです。
井原: 「アンチもファンの一部だよ」と言われたことがあって、その言葉が腑に落ちました。たしかにアンチがネットの掲示板に「この人の顔が嫌い」と私の写真を載せてコメントをしても、その投稿をきっかけに初めて私の写真を見て知ってくれる人がいるかもしれないじゃないですか? さらにそのなかには「私はこの顔が好き」と思ってくれる人もいるかもしれない。だとしたら、そこでファンが増えるわけだから、アンチがインフルエンサーになってくれているわけですよね。そういう口コミで自分に興味を持つ人が増えたら、それは嬉しいことです。
渡辺: たしかにそう考えると、アンチの人が自分のことを広めてくれているとも言えますね。
井原: あとは、自分がどれだけ否定されていても応援し続けてくれる人がいるので、ネガティブな意見にばかり耳を傾けるのではなく、好きと言ってくれるファンを大切にしようと思いました。若い頃は「みんなに好かれたい」と考えていて気付けなかったのですが、応援してくださっている方々に感謝の気持ちを述べることを優先すべきでした。年を重ねるにつれて視野も広くなりましたし、そのことに気付いてからは、もうアンチを気にしなくなりました。10代の頃から私のことを知って今でも変わらず応援してくれている方々もいるので、アンチのことを考えるよりファンを想おうと。
渡辺: 自分に攻撃してくる人のことを考えるより、好きと言ってくれる人を大切にした方が楽しい人生を送れますものね。これは芸能人だけではなく、みなさんに共通することだと思います。
あえて、SNSを全く見ない日も作っています
渡辺: 今、気を付けていることや意識している習慣などはありますか?
井原: とにかくストレスを溜めないようにしています。精神的なコンディションが一番重要だと思うので。
渡辺: ストレスを溜めないように、どのような工夫をされていますか?
井原: 人と比較しないようにしています。「あの子の方がすごい」と感じることは、みなさんあると思うんですけど、私はそう感じた時は外界からの情報を全てシャットダウンします。
渡辺: あえて、見ないようにするんですね。ちなみにSNSを全く見ない日もありますか?
井原: あります! 自分の気持ちを全員に分かってもらうことは難しいので、分かってくれる人だけ分かってくれればいい。頭の中ではそう思っていても、やはり心無い一言に傷付くこともあるので、モヤモヤした時は全く見ないようにしています。
渡辺: 感情に任せてコメントを返したら、逆にアンチが喜びますものね。ネガティブなことばかりを考えては貴重な人生の時間がもったいないですし、他のことに目を向けるというのもひとつの手ですね。私もモヤモヤする時は、ひとまず寝てクールダウンします。時間が気持ちを落ち着かせてくれることも多いですよね。
いつか夢の国に関わる仕事をしたい!
渡辺: 陽子さんの今後の目標を教えてください。
井原: 夢の国に携わりたいです! これは芸能活動を始めてからずっと掲げている目標で、初めてマネージャーに会った時から「夢の国に関する仕事をしたい」と伝えています。CMでもポスターでも形は問いません。モデルができたら嬉しいです。
渡辺: 自分が好きな企業とのコラボ! 実現できたら、より一層思い入れが強いものになりそうですね。
井原: あとは“左右対称の顔”といろんなところで評価していただけることが多いので、自分の強みとして美容特集などで活かしていきたいです。
渡辺: モデルさんはたくさんいらっしゃいますが“左右対称の顔”の方って意外と珍しいですよね。かなり強みになると思います。
井原: あとはモデル以外の仕事だと、話すことも大好きなのでラジオパーソナリティをしたいです! モデルという枠にとらわれず、多方面で活躍していけるようになりたい。そのために、まずはメディアへの露出を増やして、いろんな仕事に挑戦していきたいと思います!
インタビューを終えて…
モデルの井原陽子さんと対談をさせていただきました。元々は安定志向で就職と同時に芸能活動を一度引退されたとのことですが、再チャレンジされている姿から決意と熱量が伝わってきました。自分のことを“失敗者”だと感じていた陽子さんが“敗北者”だと気付いた瞬間が、彼女にとってのターニングポイントだったのかもしれません。心掛けや捉え方によって、事実は同じでも受け取る気持ちは異なります。
「何もしないまま 願望だけが叶う事はない」
歌手の安室奈美恵さんの名言です。
対談をさせていただいたことで、前向きにチャレンジしている陽子さんからパワーをいただきました。今後もメディアの露出を増やして、今まで以上に幅広い仕事に挑戦できますように。陽子さんが夢の国とのコラボを実現できる日を楽しみにしています!
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