また、『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~Season 1』(ディーン・フジオカ主演、22年4月期)は、初回8.3%、全話5.7%。林遣都と仲野太賀がダブル主演した『初恋の悪魔』(22年7月期)に至っては、初回6.6%だった上、全話平均は4.7%と大爆死。現時点で、20年以降の同枠ワーストの成績となっている。

「一方医療モノだと、『逃亡医F』(成田凌主演、22年1月期)、『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』(Kis-My-Ft2・玉森裕太主演、22年10月期)、『Dr.チョコレート』(坂口健太郎主演、23年4月期)が同枠で放送されたものの、いずれも1ケタ視聴率を連発。特に『祈りのカルテ』は初回6.6%で発進して全話平均も6.4%と、特に話題にならずに終わってしまった印象です」(同)

 なお、この日テレ「土曜ドラマ」枠では『ボイスII』の初回以降、2ケタ視聴率は出ていない。

「実力派俳優として評価する声も多い柳楽優弥を主演に起用した『二月の勝者-絶対合格の教室-』(21年10月期)や、人気アイドルグループ・嵐の櫻井翔主演『大病院占拠』(23年1月期)といった作品は、業界内で注目作と目されていたものの、やはり1ケタ台を推移。ちなみに今年の同枠ドラマの中では、『大病院占拠』の全話平均7.1%が現時点でトップです」(同)

 『ゼイチョー』の初回視聴率5.9%は、20年代からの15作の中で最も悪い成績だった。第2話で少しでも数字を上げ、挽回していけるだろうか。