2023年10月13日より『キリエのうた』が公開中だ。
話題となっているのは、アイナ・ジ・エンドが映画初主演を果たした他、広瀬すず、松村北斗、黒木華らの豪華共演。そして、『Love Letter』『花とアリス』の岩井俊二監督の最新作であり、その集大成的な作品にもなっている。
上映時間はなんと178分。3時間近い尺に身構えてしまう人もいるかもしれないが、なるほど後述するさまざまな要素が重なり合ったパズルのような構成の物語を描ききるためには必要であったし、その長さを感じさせないほどのめり込んで観ることができた。
「長いようで短い旅」を追ったからこその、特別な余韻に浸ることができるだろう。
なお、公式サイトでは「地震描写および津波ならびに水害のシーンを想起させる描写が含まれております」などと記されているので、そちらも了承の上で観ていただきたい。
さらなる映画の魅力を記していこう。
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