だが、出場者のモチベーションは決して低くない。『R-1』とはいえ優勝すればそれなりに仕事が増えることは間違いないし、ハリウッドザコシショウ、バカリズム、小籔千豊、マヂカルラブリー・野田クリスタル、陣内智則という現在の審査員の座組も、若手からのリスペクトを集めるには充分といえるだろう。

 昨年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で、王者・ウエストランドの井口浩之に「夢がない」と断じられた『R-1』だが、その『R-1』に夢を見ている芸人は決して少なくない。

 だからこそ、運営側に求めたいことがある。

 こんな重要なこと、スポーツ新聞にリークされるんじゃなくて、ちゃんと先に正式発表する段取りができないもんですかね!

(文=新越谷ノリヲ)