お得気分を味わいたいなら「株主優待」

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食料品や割引券、オリジナルグッズなどがもらえる株主優待は、近年人気上昇中のため多くの企業が用意しています。

女性には化粧品やファッション、食品などの日用品系が人気です。例えば、下記のような企業もあります。

ハニーズホールディングス <2792> 優待を得るために必要な最低金額:9,650円(10株)

ショッピングセンターなどにある衣料品店「HONEYS」を展開している企業。年に1回、全国のハニーズ店舗で利用できる優待券がもらえます。金額は10~49株の保有であれば500円、50~99株なら1,000円、100~999株なら3,000円、1,000株以上なら6,000円分となっています。

千趣会 <8165> 優待を得るために必要な最低金額:5万2,100円(100株)

カタログ通販「ベルメゾン」で有名な企業。配当はありませんが、年に2回、ベルメゾンで使えるお買物券(1,000円)がもらえます。1年以上保有すると、年数と株数に応じてお買物券がさらに追加されます。

購入額が高い場合は「単元未満株式」もチェック

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株式は通常100株や1,000株などの単位ごとにまとめて売られています。しかし、一部の企業では「単元未満株」(証券会社によってミニ株、プチ株、S株、ワン株など呼び方に違いがあります)といって、1株や10株などより小さく分けて少額から投資できるようにしたものもあります。

購入単価が高くて手が出せないと思ったら、単元未満株がないかチェックしてみましょう。ただし、単元未満株だと株主優待が受け取れないこともあるので注意しましょう。

どれを選べばいいのかわからない人には「投資信託」という手も

(写真=4 PM production/Shutterstock.com)

「投資信託」は、大勢の投資家から集めたお金をまとめて、プロがバランスを見ながらいろいろな投資先にお金を振り分けて運用してくれる金融商品です。株が怖い人や、自分で銘柄を選ぶのが面倒臭いという方は、投資信託から資産運用を始めてみるのも一つの手です。

ただし、投資信託にしろ株式投資にしろ、価格が変動するリスクがある限り、どれだけ注意深く選んでもマイナスになってしまう可能性はあります。

大切なのは、1つの銘柄に一気にお金をつぎ込まないこと。色々なジャンルに分散して、金額は少しずつ、購入時期をずらして、長期的に保有すること。これが、失敗しにくい王道のやり方です。

一度始めてみると、社会や経済の動きがよくわかるようになるので、お金の勉強がもっと楽しくなりますよ。

文・馬場愛梨(ファイナンシャルプランナー・心理カウンセラー)

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