7. 猊鼻渓(岩手)
猊鼻渓(げいびけい)とは、岩手県一関を流れる北上川の支流・砂鉄川にできた全長2kmほどの渓谷。高さ100mを超す迫力ある断崖の間を、澄んだ川がゆったりと流れています。
こちらの渓谷では一年中舟下りが運航していますが、とくに秋がおすすめ。渓谷を往復90分ほどかけてゆっくりとめぐるため、断崖を紅葉が美しく染め上げる絶景をじっくりと眺められます。舟の上で飲食もできるので、ビールや鮎の塩焼きなどを購入して乗船するのも楽しいですよ。
折りかえし地点の三好ヶ丘に着いたら、一度舟を降りて、周辺の紅葉を見ながら散策ができます。ここでぜひ試したいのが「うん玉」投げ。対岸に空いた穴に、「福」「縁」「寿」「愛」「願」など願いが刻まれたうん玉(3個で100円)を投げて、見事入れば願いが叶うというものです。
8. わたらせ渓谷鐵道(群馬)
わたらせ渓谷鐡道とは、群馬県と栃木県の県境を流れる、渡良瀬渓谷に沿って走るローカル線で、足尾銅山で産出される銅を運ぶために大正3年(1914年)に全線が開業しました。全長44.1km、群馬県桐生市にある桐生駅から栃木県日光市にある間藤駅まで運行しています。
ローカル線ながら、道中の景色の素晴らしさから絶大な人気を誇ります。木々が赤と黄色に色づく紅葉シーズンは、まるで錦絵のような景色が車窓から楽しめるので、秋旅行にはぴったり。
停車駅や本数は限られますが、窓ガラスがないトロッコ列車もおすすめ。渓谷の爽やかな風と紅葉を一緒に満喫できますよ。
9. 大観峰(富山)
立山トンネルトロリーバスと立山ロープウェイの乗り継ぎ地点にある大観峰。駅舎は断崖絶壁に建てられており、アルプスの山の険しさを実感する事ができます。
紅葉の見頃は、9月下旬~10月中旬。ダケカンバやナナカマド、ヤマウルシなどの木々が色づき、鮮やかな絨毯のような紅葉の絶景が広がります。駅舎の外へ出ることはできませんが、屋上にある展望スポットからは、その絶景を楽しむことができますよ。