紅葉を見ながらのライン下りも楽しい「長瀞」や、まるで海外のようなメタセコイア並木が眺められる「水元公園」、渓谷美と温泉が満喫できる「 宇奈月温泉」など、東日本にある、秋旅行におすすめの観光スポットをご紹介します。
1. 長瀞・岩畳(埼玉)
国の特別天然記念物にもなっている、秩父・長瀞にある景勝地。荒川沿いに隆起した結晶片岩が、幅80メートル、長さ500メートの岩畳となって広がる姿は圧巻です。対岸には「秩父赤壁」や「明神の滝」など、見どころもたくさん。紅葉の時期には、川沿いのモミジが色づき、美しい景観が広がります。
また岩畳周辺では「秩父鉄道長瀞ラインくだり」が運航しており、伝統的な和舟に乗って豪快な川下りができます。紅葉の美しさを眺めつつ、船頭さんの巧みな竿さばきと個性あふれるガイドも楽しめて、旅の思い出になりますよ。
2. 国営ひたち海浜公園(茨城)
美しく広大な花畑がフォトジェニックすぎると、インスタグラムをはじめとするSNSで話題の公園。とくに春のネモフィラで有名ですが、秋も春に次いで観光客が増える時期。訪れる人のお目当は、コキアの紅葉です。
春夏は緑色をしているコキアですが、例年9月下旬〜10月上旬頃にかけて紅葉しはじめ、鮮やかな赤色へと徐々に変化していきます。紅葉が最盛期を迎え、丘一帯が赤一色に染まる光景が見られるのは、例年10月中旬頃。
同じころに並んで植えられたコスモスも満開を迎え、コキアとコスモスのコラボレーションが楽しめます。また園内を周遊(1周約40分)するシーサイドトレインや子どもが大好きな遊園地、開放感のある芝生広場などもあり、ゆっくり過ごせますよ。
3. 水元公園(東京)
都内で唯一水郷の景観が楽しめる公園。ポプラやラクショウなど、背の高い木が多く植えられていることもあり、秋になって木々が色づき水路に反射する様子は、まるで海外のようと話題になっています。
そのほか都立公園では最大規模となる、約1,500本のメタセコイアが生い茂る「メタセコイアの森」も大きな見どころ。高さ20mもあるメタセコイアが、レンガ色に紅葉し立ち並ぶ姿は、圧巻の美しさです。森の中にはベンチもあってのんびりできるので、ピクニックがてら訪れたいですね。