御神体として崇められてきた丸池様や、美のパワースポットとして知られる御座石神社、日本書記に登場する伝説の場所・天の岩戸など、日本全国にある、知る人ぞ知る穴場のパワースポットをご紹介します。
1.丸池様(山形)
「丸池様」は鳥海山からの湧き水だけを水源とする小さな池。周囲はぐるりと原生林に囲まれており、エメラルドグリーンの澄んだ水が湧き出ています。丸池様自体が御神体として崇められ、決して魚などを獲ってはならないといわれてきました。
湧き水がとても冷たいので、池の中の倒木はなかなか朽ちることがなく、まるで龍のように水の中に沈んでいます。ちなみに丸池様は、鳥海山の7合目にある「鳥海湖」と地下水脈でつながっている、なんていう伝説もあるそうですよ。
2.御座石神社(秋田)
秋田藩主・佐竹義隆公が田沢湖に訪れたとき、腰をかけ休んだことからその名がついた御座石(ございし)神社。たつこ姫が祀られており、美容を祈願する方が多く訪れます。境内には一本の木から7種類の木が育った「七色木」や、たつこ姫が美貌を願って飲んだ「潟頭の霊泉」、たつこ姫が姿を映した「鏡石」などがあります。
田沢湖周辺にはパワースポットが多くあると言われていますが、この「御座石神社」はとくに強力なパワーを感じる場所とされています。
3.天の岩戸(三重)
「天の岩戸」は、日本書記に登場する天照大神(アマテラス)が弟の素戔嗚尊(スサノオ)の悪事を戒めるために隠れたといわれる伝説の場所。伊勢神宮林のかたわらにあり、神秘的な雰囲気が漂っています。
またこの岩穴から出る湧き水は「日本の名水100選」に選ばれていて、五体の悪気を払うと言われています。水を飲む場合は、煮沸してから飲水してくださいね。
4.龍ヶ窪(新潟)
1日に約43,000の水が湧き出るため、1.2haほどの池の水は1日ですべて入れ替わります。そのため決して濁ることのない神秘の池と言われ「日本名水百選」にも選出。竜ヶ窪から引かれた飲料できる清水もあります。
また竜神伝説が伝わる神聖な池で、現在でも毎年7月に祭礼を行っており、パワースポットとしても人気。