13.鳴無神社(高知)

photo by なーなえさん

寛文3年(1663年)、第2代土佐藩主・山内忠義(やまうちただよし)が再建した鳴無(おとなし)神社。縁結びのパワースポットとして知られています。

神社の参道は海に続いており、広島にある世界遺産・宮島に似ていることから“土佐の宮島’’とも呼ばれています。参道が海に続いているのは、その昔、道路がなく参拝するために船で向こう岸から訪れていたのだとか。

この神社の特徴は、なんといってもおみくじ。通常のおみくじは引いた後括りつけるかと思いますが、この神社では、神社前の海に流します。このおみくじは、水に溶ける紙でできているので、地球にも優しいのです。

14.壇鏡神社(島根)

山道を走っていると、ひっそりと現れます

山奥にひっそりと現れる壇鏡(だんぎょう)神社。鳥居の手前には、2本の大きな杉の木があります。その昔、出雲大社の神殿修理に協力するよう、境内の杉の木を要求する手紙が送られてきました。村人は腹を立てましたが、仕方なく境内の杉を伐り出していました。

鳥居の外に残る2本の杉の大木。

しかし、その中に神社の鳥居を、本殿の方へ動かす者がいたそうです。その者が言うには、「こうしておけば、鳥居の外の杉は壇鏡神社の所有ではないことになる」。こうして大きな杉の木は、今でも壇鏡神社の側に残っています。

神社の後ろを、雄滝が流れます

社殿の近くには2つの滝があり、向かって左側に雌滝、右側に雄滝とされ、あわせて「壇鏡の滝」と呼ばれています。

特に雄滝は迫力があり、社殿の奥を進んで行くと、滝の裏側に回り込むことも。表から見るのとはまた違う、神秘的な滝のシャワーを眺めることができます。また、こちらの滝は「日本の滝百選」、「全国名水百選」にも選ばれており、長寿の水としても重宝されています。