石丸氏は5日に「Arc Times」のライブ配信に出演し、日本でも性加害事件の補償金額を海外レベルにまで引き上げるべきとの意見があることについて、「それはまったくの同意見で、(当事者の会の方針としても)ブレていません。平本代表も、金額ベースで高いレベルのものを(ジャニーズ側に)求めています」と明かした。

 一部で「金目当てか」と批判があることについて、石丸氏は「あえてここで言わせていただきたいのは、お金目当てです」と断言。続けて「これは高額請求をするために闘ってきたものであります。これまでの日本の判例に従ったような金額では納得しません、やはりグローバルスタンダード、海外で起こった場合と同じレベルの金額を要求します。それをお金目当てだという人がいるなら、お金目当てと思っていただいて結構です」と、海外クラスの補償金額を求める方針を宣言した。

 高額補償を求める理由として、石丸氏は「私たちがお金を得ないと、あとの人たちが(補償の)値段を下げられてしまう。(抑止力として)性犯罪を起こしたらこれだけ痛い目を見るんだ、会社が廃業になるくらいなんだという前例をつくらないと。ここで私たちが手を緩めるわけにはいかない」と思いを訴えている。

 双方の言い分を受けてネット上では賛否両論が巻き起こっている状況だが、いずれにしても、当事者の会が一枚岩でなくなったのは今後のジャニーズ問題に大きな影響がありそうだ。