「ジャニーズ性加害問題当事者の会」で“内紛”が発生し、分裂騒動に発展しそうな状況となったことで波紋が広がっている。

 今月3日、故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、ジャニーズ事務所の東山紀之社長や藤島ジュリー景子前社長らがジャニーズ性加害問題当事者の会(以下、当事者の会)メンバーと面会し、直接謝罪していたことが明らかになった。当事者の会にとっては大きな一歩となったが、これが“内紛”の火種となったようだ。

 4日深夜、1990年代に活躍したグループ「忍者」の元メンバー・志賀泰伸氏がネットメディア「Arc Times」のライブ配信に出演し、当事者の会からの脱退を表明した。志賀氏によると原因となったのは前日の面会で、ジャニーズ事務所は現事務所を「SMILE-UP.」に名称変更し、被害補償専門の会社にすると発表しているが、当事者の会の代表・平本淳也氏と副代表の石丸志門氏らが面会の場で東山社長とジュリー氏に対して「補償業務に協力するのでSMILE-UP.に就職したい」といった趣旨の話を持ち掛けたのだという。