ジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐり、NHKは大みそかの『紅白歌合戦』へのジャニーズタレントの起用を見送る可能性を示唆した。民放各局の音楽特番でも「ジャニーズ排除」の動きが起きており、音楽番組からジャニーズが消えかねない状況となっている。

 NHKの稲葉延雄会長は9月27日の定例会見で、ジャニーズタレントの扱いに関して「新規の出演依頼については、被害者への補償や再発防止への取り組みが着実に行われていることが確認できるまでは行わない」と明言。これは『紅白』も例外ではないとし、ジャニーズ事務所は10月2日に新社名や被害補償の具体的方策などを会見で発表するとみられるが、その評価が芳しくなければ44年ぶりに「紅白出場ゼロ」となる見込みだ。