さらに「武蔵が3階から落ちてもほぼ無傷で戦線に即復帰」「自爆型ドローンが至近距離で爆発してもかすり傷」「最大のシークレットだった鬼軍団リーダーの正体が、特徴的な口元から菊池風磨だとファンに一瞬で見抜かれる」といった珍現象が続出し、B級映画並みにCGもチープだったことで「SNSでツッコミながら視聴する」という楽しみ方が生まれた。

 結果、平均世帯視聴率は平均して7%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低調だったが、テレビ局やスポンサーが重視するコア視聴率(商品購買意欲の高い13歳から49歳までの視聴率)は異例となる4%超えを記録。同時期に放送されたドラマのコア視聴率は2~3%程度で、4%超えは社会現象になった昨年の大ヒットドラマ『silent』(フジテレビ系)に匹敵する。SNS人気を背景に今作は「隠れたヒットドラマ」となったことで、以前から続編の噂が業界内で流れていた。

 ジャニーズファン以外からも「ツッコミ視聴」目的で支持された作品であるため、本来なら続編は歓迎されるところ。テレビ局にとっても、高いコア視聴率が見込めるのだから是が非でも続編を作りたいはずだ。