嵐の櫻井翔が主演したドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)の続編が来年1月期に放送される方向で調整されていると複数のメディアで報じられている。ジャニーズ事務所が深刻な状況となっている中で、視聴者から“ネタドラマ”として支持された同作の続編を制作するとなれば大きな賭けとなりそうだ。

 今年1月期に放送された『大病院占拠』は、鬼の仮面をかぶった謎の武装集団に占拠された病院を舞台に、櫻井扮する休職中の刑事・武蔵三郎が人質救出のために奮闘するストーリー。当初は「和製ダイ・ハード」「『24 -TWENTY FOUR-』の日本版」といった触れ込みだったが、櫻井のアクションシーンがあまりにもっさりしていることから「こんな鈍くさい刑事が武装集団と戦えるのか」とツッコミが殺到し、厳しい評価のスタートとなった。

 だが、その評価が意外な方向へ急転した。第2話で、窓から落ちた妻で心臓外科医の裕子(比嘉愛未)に手を差し伸べて間一髪で救うシーンがあったのだが、どう見てもタイミング的に武蔵の手が間に合っておらず、SNS上で「ルフィみたいに腕が伸びたのでは?」とネタにされてバズるという現象が発生。なお、裕子はストレッチャーにつながれたまま落とされたはずだったが、救助時にストレッチャーは何の説明もなく消えていた。