◆制作では常に「原作を拠り所にする」
障がいを扱っている作品をドラマ化することは、どれだけ配慮しても炎上などのリスクは付きまとう。ドラマ化する際にそうしたリスクの心配はなかったのだろうか。
これには「私達としては『賛否両論はあるかな』と思っていましたが、炎上リスクは特に意識していませんでした。制作するうえでドラマを見て誰かを傷つけないように、誰かを救えたり癒したりできるように配慮しています」という。
ただ、誰かを傷つけないように配慮すると角が立たずにつまらない作品になってしまう可能性も出てくる。ある程度の過激さもドラマには必要な気もするが、そこのバランス調整については、「常に原作を拠り所にしようと思って制作しました。確かに表現が難しくなるシーンもありますが、その度に『原作ではどうだったのか?』、そして『観る人にどんな印象を与えるのか』ということを意識するようにしていました」と答えた。
原作を羅針盤として制作しており、現場の原作へのリスペクトは相当高いのだろう。
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