◆「障がい者だって恋愛もするし、セックスもする」
『初恋、ざらり』は恋愛要素もあるが、どちらかというとヒューマンドラマの印象を受ける。なぜ『初恋、ざらり』を読んでド直球のラブストーリーと感じたのだろうか。
「なぜド直球のラブストーリーと感じたのか、僕自身もイマイチわかっていませんでした。ただ、作者のさくざくろ先生が『障がい者だって恋愛もするし、セックスもする。嘘もつくし、私達と同じような日常を過ごしている』と話していたんです。それを聞いた時、確かに障がいをテーマにしつつも、どこにでもいる男女の恋愛要素を軸に描いているから惹かれたのだと感じました」
有紗は軽度知的障害などを抱えているが、あくまで日常に則ったうえでストーリーが展開される。そのリアリティがドラマ化の決め手になったようだ。
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