【思考停止の原因】マイナスの面ばかり考えてしまう
心配性な人、慎重派な人はリスクマネジメントがしっかりしているので仕事では重宝される事もありますが、その一方で思考停止に陥りやすい原因を抱えているともいえます。
「もし、失敗してしまったらどうしよう。」「ここをこうしても失敗するかもしれない…。」といった考えは、思考を働かせているように見えますが、実はそうした恐れを抱いている状態は思考停止を意味しています。
というのも、感情と思考とは別物だからです。
とても大きな恐れを抱いている場面では、恐怖や不安といった感情ばかりが先立ってしまい、思考がなかなか働いてくれません。
物事のマイナス面ばかり考えていると、そのマイナス面をどうプラスに変えていくのかということまで考えられず、思考停止に陥ってしまうのです。
【思考停止の改善方法】①目標を持つ
目標は表面的ではなく、自分にとって本当に価値のあるものでなければいけません。
例えば、「仕事で社長になる!」という目標を掲げていたとしましょう。
しかし、その目標が「世間体をよくするため」「妻子を養うため」という目的の為になされるのは避けなければなりません。
というのも、そうした「自分のためではない目標」は、仕事などで辛い場面に当たった時に、「なぜこんなことをしているんだろう」という無気力感につながってしまうからです。
そうした「自分のためではない目標」を持つと仕事が嫌になり、時にはうつなどの病気につながってしまう恐れもあります。
ですから、目標は「自分自身のための目標」を持つようにしましょう。
例えば前に挙げた「妻子を養うため」という目標でも、「妻子を養うことで妻子の笑顔を見て、自分自身が癒されるため」「家族で旅行に行って楽しい思いでを作るため」など、自分自身の満足が根底にあればOKです。
【思考停止の改善方法】②答えの無い問はやめる
実は思考停止とは言っても考えるのをやめるという意味ではありません。
思考とは、これから先どうしていくかという建設的な考えを作り出すプログラムのこと。対して考えるということは、私たちが無意識にしていることです。
例えばあの人素敵だなと考えたり、あの日は楽しかったなと考えたりもしますよね。これは考えであって、思考ではありません。
そして、思考停止に陥っている人は時としてそうした考えが頭の中を埋め尽くしてしまって思考できない状態にあります。特にマイナス面のことを考えることによって思考停止する人が多く、時には考えすぎでうつになってしまうこともあります。
しかし、「老後が心配…。」「今の仕事でいいのか心配…。」など、そうしたマイナス面のことを考えていても意味がありません。
マイナス方向に考えてしまっていると気がついたらすぐにその考えをやめて、その問題を解決するための思考するように心がけることで思考停止を脱することが出来るでしょう。
【思考停止の改善方法】③考えていることを人に話す
人はただ自分が考えていることを人に話すだけで自分の考えを整理することが出来ます。
例えば不安な気持ちであったり、恐怖であったり問題であったりを人に話してみましょう。
すると感情に押しつぶされていた思考が回復してくるでしょう。