篠田麻里子、映画『TIME/タイム』での声の演技が酷評されたワケ

 プロの目から見て、篠田の演技の問題点はどこにあったのか――声優業界関係者からは、「声優仕事を受けるレベルにはなかった」と厳しい声が聞こえてきた。

「まず第一に、滑舌が悪すぎます。『もらって』が『もろって』や『もって』に、『払う』が『はろう』に聞こえるなど、全体的にセリフが不明瞭で何を言っているか伝わってきません。また、“距離感”もちぐはぐ。すぐ隣にいる人物に対して声を張ったり、相手との距離感がつかめていない印象です。一方、遠くの人に『危ない!』と言うシーンでは、距離が離れていることを表現しようと、大きな声を出そうとはしているものの、それに見合う声量がないために、声がひっくり返っていました。口の開き方が中途半端なので、『音』に対してのアプローチもできておらず、滑舌、距離感、感情の乗せ方など、まったく理解していないようでした」(声優業界関係者)

 なお、同作で主人公の日本語吹き替えを務めていたのは、ベテラン声優・浪川大輔だが、「彼も決して演技が上手な声優ではありませんが、篠田のおかげでうまく聞こえた」とか。そんな彼女の声優としてのレベルは、「ジュニアランクの芝居がヘタな声優が『お試し』で起用してもらった程度」(同)だったという。

「篠田を起用した制作側にも問題はあったでしょうが、彼女は12年5月公開の『紙兎ロペ つか、夏休みラスイチってマジっすか!?』や、18年1月に放送された『アニ×パラ あなたのヒーローは誰ですか』(NHK BS1)の『episode4 ゴールボール×こちら葛飾区亀有公園前派出所』にも声優として出演していますし、本来ならば、そのたびにスキルアップしていなければなりません。しかし、演技に対する向上心があるようには見えませんでした」(同)

 業界関係者からも、その演技をバッサリ斬られた篠田。今後、再び声優仕事が決まった際には、ぜひとも過去のネガティブイメージを払拭してほしいところだ。