「その代表格が、元AKB48の篠田麻里子です。彼女は、2011年10月全国のTOHOシネマズ劇場で上映された幕間アニメ『紙兎ロペ』で声優デビューを果たし、翌12年2月に日本で公開されたアメリカのアクション・サスペンス映画『TIME/タイム』では、日本語吹き替え声優にも挑戦。人間に残された余命時間が通貨と見なされる近未来が舞台の物語で、豊富な持ち時間を謳歌する大富豪のヒロインの声を担当したものの、ネット上では『セリフが棒読み』『演技がひどい』『一人だけ浮いてる』などと酷評されました」(芸能ライター)

 さらに、『かってにシロクマ』(双葉社)や『コージ苑』(小学館)で知られるギャグ漫画家・相原コージ氏が、「酷すぎる」「キャスティングした奴は切腹すべき」などと自身のX(旧Twitter)で苦言を呈したことで、AKBファンが激怒するという騒動にも発展した。

 こうして世間にネガティブな印象を与えた篠田の吹き替え声優挑戦は、10年以上たった今もなお、芸能人がアニメや吹き替え作品に出演するたび引き合いに出され、『TIME/タイム』の動画が、たびたびX上で“バズる”状況にある。