世界陸上はTBS、バスケは日本テレビとテレビ朝日、ラグビーはNHKと日本テレビが中継を行う。選手同様、テレビ局も明暗は分かれそうだ。

「世界陸上に関して言えば、もっぱら世間の関心は織田裕二がいなくなったことです。織田は1997年からずっと司会を担当。『地球に生まれて良かった!』を始め、数々の名言を生み出しましたが、前回限りで卒業を発表。後任は局アナが務めますが、世界陸上=織田裕二というイメージはあまりに強すぎますから、視聴率は前回より確実に落ちる。次回は日本開催ですから、早々に織田復帰のラブコールが鳴り響くかもしれません。

 バスケは広瀬すずや田中圭を起用して、是が非でも大会を盛り上げる構えです。基本的にシンプルな競技なので、見ていて分かりやすいのも視聴者には受けそう。これを機にBリーグやNBAへの関心が一気に高まれば、関係者としてはしてやったりといったところ。

 ラグビーは、2015年に南アフリカを破った“世紀の番狂わせ”や2019年大会の快進撃でハードルが上がっており、あれ以上のブームを生むには最低でもBEST4進出ぐらいのインパクトが求められます。今回はヨーロッパ開催なので、試合時間が深夜になるのも弱み。とにかく日本チームが勝ち上がるのを期待するしかありません」(前出・キー局関係者)

 3イベントはまさに三者三様だが、ニュースターの誕生を期待したい。