まもなく始まるバスケットW杯は、これまで日本でなじみがないイベントでしたが、Bリーグが順調に人気を拡大し、日本人NBAプレイヤーも次々と誕生して、日本バスケット界はこれまでになく盛り上がっています。しかも今大会は日本開催ですから、関係者はこれをきっかけに一気にバスケットW杯を浸透させようと、相当に鼻息は荒いようです」(キー局関係者)
スポーツイベントの盛り上がりの凄まじさは、昨年のサッカーW杯や今春のWBCを見れば明らか。北京五輪の女子ソフトボール、なでしこJAPANのW杯優勝、ラグビー日本代表の南アフリカ撃破なども鮮烈な記憶を残した。これから控える3つのイベントでは、そういった感動のシーンは生まれるのか。
「世界陸上は楽しみな競技がいくつも控えています。これまで日本人には未知の世界だった男子110mハードルや女子やり投げは有力なメダル候補。男子20km競歩の山西利和は3連覇が掛かっています。
バスケとラグビーは厳しい戦いになりそうです。バスケは、チームの大黒柱となるべき八村塁が出場を回避。さらに予選リーグはオーストラリア、ドイツ、フィンランドと、完全に格上ばかりの“死の組”に入りました。バスケはもともとボールスポーツの中でも番狂わせが起きにくい競技。日本開催というアドバンテージをどこまで活かせるかがカギです。
ラグビーはドタバタ続き。直前のテストマッチの内容は悪く、代表の最終選考にも疑問の声が上がって、前回や前々回の大会時のような一枚岩のムードに欠けています。最高で6位まで上がった世界ランキングも現在は14位。こちらもバスケと同様、予選リーグはイングランドやアルゼンチンなど強豪揃いの死の組に入りました。初戦のチリ戦を落とすようなら予選通過は絶望的。初戦を確実に取って、そこからどう戦うかの勝負ですね」(週刊誌スポーツ担当記者)