2023年はオリンピックもサッカーW杯もなく、スポーツ関係者には“はざまの年”だが、これから立て続けにイベントが控えている。8月19日に世界陸上が開幕するのを皮切りに、25日にはバスケットボールのW杯が、9月8日にはラグビーW杯が開幕。いずれも各テレビ局が力を入れて放送する予定だ。

「かつてスポーツのテレビ中継といえばプロ野球、相撲、ボクシングぐらいでしたが、その常識を変えたのがフジテレビです。フジは1970年代から80年代にかけ、バレーボール中継を独占して、『バレーボールといえばフジテレビ』というイメージを浸透させ、ジャニーズも起用してさらなる高視聴率を獲得。それを見たTBSが世界陸上を、テレビ朝日が世界水泳を中継するなど、スポーツイベントの取り合いが起きるようになりました。最近ではテレビ東京が卓球に力を入れて成功しています。